穏やかな冬の日本海にて(スズガモ) | その日ばかりの野鳥観察

その日ばかりの野鳥観察

山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

先日、晴れ間を縫って、久しぶりに海岸に出かけてみました。

カモメ類や海ガモ類との出会いを期待します。

昨年はシノリガモを見かけた事がある海岸に行きましたが、残念ながら何もいません。

時間帯が悪く満潮だったために、観察に適した岩礁も沈んでいました。

 

 

場所を変えて、近所の波止場にも寄ってみます。

車に乗ったまま比較的近くまで近寄ることが出来るので、強風や雨の日でも便利です。

遠方の海上にヒドリガモらしき群れと、数羽のカンムリカイツブリを確認しました。

 

 

2羽のウミアイサ♂が、目の前を悠然と泳いで行きます。

時間をかけて、遠方にいたヒドリガモの群れに同流したようでした。

 

 

 

今度は、1羽のオオセグロカモメが目の前に降り立ちました。

何をしに来たのかと思いきや、そのまま飛び去ってしまいます。

その行動は不明です。

 

 

 

その後も、周囲をウミネコやオオセグロカモメが飛んでいました。

周囲のカモメ類を撮っていると、海面に3羽のカモが漂っているのに気付きます。

どうやら、潜水を繰り返していたようでした。

 

 

 

スズガモ(♂2羽、♀1羽)です。

キンクロハジロに似ていますが、♂には冠羽がなく、背は淡い灰色です。

♀は嘴の基部が白いのが特徴です(但し、キンクロハジロの♀でも嘴の基部が白い個体もいます)。

もっとじっくりと観察したかったのですが、徐々に遠ざかってしまいました。

 

 

この日観察できたスズガモは、たったの3羽でした。

スズガモは日本に飛来する海ガモでは、最も飛来数が多いそうです。

いつか群れを観察できる機会があるかもしれません。

ただ、日本海が大荒れだと、観察に行く気も失せてしまいますが。