仲秋の朝日池にて(ハヤブサ) | その日ばかりの野鳥観察

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山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

9月26日の事です。

上越市にある朝日池に探鳥に行きました。

しばらく前にクロハラアジサシを見つけた場所です。

 

 

広い池ですが、池の南側から池全体を見渡すことができます。

数台の車が止まっていたので、私と同じ鳥見の人かと思いましたが、バス釣りの人達でした。

池の水面には水草が茂っていますが、多くのカモ類が飛来していました。

中には、前回には見かけなかった種類も多くいます。

 

 

マガモの♂2羽と♀1羽。

♂はまだ換羽中でした。

♂の尾羽はカールしています。

 

 

コガモ。

 

 

ヒドリガモ。

 

 

ハシビロガモとオオバン。

 

 

カンムリカイツブリの幼鳥。

 

 

 

池の中央で蠢くものを見つけました。

よくみると、不思議なモノが生えていました。

 

 

 

よく見ると、オナガガモ達のお尻でした。

集団で、水中の餌を採っているようです。

他のカモに比べて飛来している数はとても多く、既に繁殖羽の♂も沢山いました。

 

 

 

ダイサギ。

 

 

ダイサギよりも少し小さく、飾り羽の目立つ白鷺がいました。

おそらくチュウサギ(冬羽)です。

 

 

池を眺めていると、急にコガモ達が飛び立ちました。

その傍を素早く通り抜ける鳥が、池の畔にある電柱に止まりました。

ハヤブサです。

 

 

 

胸にはハッキリとした縦斑があるため、幼鳥でしょう。

カモ類を狩りにやって来たのかもしれません。

 

 

 

再び、狩りに飛び立つかもしれないと期待しましたが、暫くの後に反対側に飛び去ってしまいました。

ハヤブサの飛び去った後、周囲の田圃からスズメ達が姿を現します。

 

 

 

朝日池には、思いの外、多くのカモ類が既に飛来していました。

それを狙って猛禽も集まってくるのでしょう。

今後はハクチョウやマガン、オオヒシクイも来るはずです。

真冬には池は凍結してしまいますが、様々な種類を楽しめそうです。