交雑個体(仮称:オナガマガモ) | その日ばかりの野鳥観察

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山あり海あり川ありの自然に恵まれた新潟県中越地方で、野鳥を観察しています。
出会った野鳥を、気ままに紹介したいと思います。

先日、瓢湖を訪れた時の写真です。

瓢湖は白鳥が訪れる県内でも有名な探鳥地です。

そんな瓢湖には、白鳥以外にも多くのカモ類がやってきます。

観察できたカモ類は、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、ハシビロガモ、ミコアイサでした。

 

そんなカモ達の中で、不思議な個体を見つけました。

マガモ×オナガガモの交雑個体(ハイブリッド)♂です。

一見すると、頭部の緑色や翼鏡の青色はマガモ♂ですが、嘴はオナガガモ♂のものです。

胸部から尾部にかけてはマガモ♂とオナガガモ♂の特徴が混ざってます。

カモ類は、よく交雑個体を発見することが出来るのだそうです。

 

マガモ×カルガモの交雑個体は、俗に「マルガモ」と呼ばれています。

マガモ×オナガガモの交雑個体は、何と呼べばよいのでしょう。

 

「マナガガモ」?

「オナガマガモ」?

「オナマガモ」?

 

どちらかというと、私は「オナガマガモ」に一票です。

 

♂の交雑個体は目立つ特徴があるので見分けやすいですが、♀の交雑個体はどうなのでしょう。

遺伝子(染色体)の関係上、♀の交雑個体は発生しないのでしょうか。

詳しくはないのですが、♀も気にかけて観察してみたいと思います。

瓢湖ほどの規模になると、目が疲れますが。