読書ブログ

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読書で幸せをみつけましょう

『人生うまくいく人の感情リセット術』(樺沢紫苑)の中で著者は

 

厳しいハードルを超えた瞬間は、より多くのドーパミンが分泌されるので、大きな成長を生む瞬間です。  

苦しいときは、「伸びシロ」にいる証拠。

 

「苦しい」を越えることで、飛躍的な成長があなたを待っているのです。 

 

と述べています。

 

苦しいときって、本当に心が折れそうになります。

 

先が見えず、「もうやめたい」と思ってしまう瞬間もあると思います。

 

著者は、そんな苦しさこそが実は大きな成長の入り口だと教えてくれています。

 

厳しいハードルを乗り越えた瞬間には、脳から大量のドーパミンが分泌され、それが次の成長を一気に加速させる。

つまり、「もう無理」と感じているそのときこそ、眠っている伸びしろが顔を出している瞬間です。

 

思い返せば、これまでの人生でも、苦しかった時期ほど後から「自分が一回り大きくなった」と実感する場面があったのではないでしょうか。

 

たとえば、仕事で大きな壁にぶつかったときや、新しいチャレンジを始めたとき。

 

あのときのしんどさがあったからこそ、今の自分がある。

 

そんな経験は誰にでもあるはずです。

 

その苦しさは、未来に飛躍するためのチャンスではないでしょうか。


状況にもよりますが、逃げずに一歩踏みとどまってみることで、今は見えない景色が、少しずつ見える事もあるのだと思います。

 

 

『ウクライナ戦争の欺瞞 戦後民主主義の正体』(馬淵睦夫)の中で著者は

 

私はDS(ネオコン)の関与の可能性を否定できません。

 

リンカーンやケネディのように安倍氏の何が彼らの逆鱗に触れたのか、明言できませんが、戦後の歴代総理がアメリカを恐れて成し得なかった日本独自のリアリズム外交を安倍元総理はなさっていた。

 

と述べています。

 

歴史を振り返ると、国の進路を左右するような決断の背後には、しばしば目に見えない「国際的な力学」が存在してきました。

 

リンカーンやケネディの事例にしても、単なる陰謀論で片付けるにはあまりにも複雑で、多くの人々がいまなお議論を続けています。

 

著者が触れている「DS(ネオコン)」という言葉は、現代の国際政治を語るうえで賛否が分かれるテーマですが、重要なのは、こうした指摘を通じて「国際社会の裏にどのような思惑があるのか」を多角的に考える視点を持つことだと思います。

 

安倍元総理は、戦後日本のリーダーの中でも、特に独自の外交姿勢を鮮明に打ち出した人物でした。

 

アメリカとの関係を保ちつつも、日本としての立ち位置を模索したその姿勢は、国内外でさまざまな評価を受けています。

 

そうした外交的なリアリズムが、どのような国際的影響力と交錯していたのか。

 

まるで一つの政治ドラマのように、表舞台と裏舞台の両面から見つめることで、歴史の輪郭が少しずつ浮かび上がってくる気がします。

 

 

『超訳版 論語と算盤』(渋沢 栄一)の中で原作者は

 

精神を衰弱させないためには、学問によるほかはない。つねに学問を深め、時代についていけば、いつまでも精神に老衰ということはないと思う。

 

と述べています。

 

この一文を読んで、年齢を重ねることと「心が老いること」は、まったく別なんだと改めて感じました。


学ぶ姿勢を持ち続ける人は、いつまでも新しい世界とつながり、変化を楽しむ力を失わない。

 

まさに、知的な好奇心が精神の若さを保つ“秘薬”なのだと思います。

 

現代は情報があふれ、ちょっと調べれば何でも知識が手に入る時代です。

 

でも逆に、自分から学びにいかないと、あっという間に世の中の流れから取り残されてしまうこともあります。

 

スマホでニュースを流し見するだけではなく、興味のある分野を一歩深掘りしてみる。そんな小さな「学びの習慣」が、長い目で見れば精神のしなやかさを保つ大きな力になるのではないでしょうか。

 

私自身、年齢を重ねるほど「知らないことを知る喜び」が増している気がします。

 

学ぶことは、若い人だけの特権ではなく、むしろ大人になってからこそ深く味わえる楽しみでもあるのだと思います。

 

 

『ホリエモンのニッポン改造論 この国を建て直すための8つのヒント』(堀江貴文)の中で著者は

 

「高齢者」の定義を「75歳以上」とするだけで、今までは現役にカウントされていなかった1687万人、実に総人口の1割強を占める人々が、現役に組み込まれることになるわけだ。年金問題はかなり改善されるだろう。

 

と述べています。

 

 医療の進歩や生活水準の向上によって、60代後半〜70代前半の多くの人はまだまだ元気で活発に活動しています。

 

それなのに“高齢者”と一括りにされると、本人の意欲や社会的な役割が過小評価されてしまう面もあるのではないでしょうか。

 

もし定義を変えることで「現役」と見なされる人が増えれば、年金制度の改善につながるだけでなく、社会全体に新しい活力が生まれるかもしれません。

 

働く意欲のある人が「まだ現役」として活躍できる仕組みが整えば、本人にとっても生きがいが増し、社会にとっても支え合いの力が強まります。

 

もちろん一方で、健康状態や家庭環境には個人差があります。

 

「75歳以上を高齢者とする」という線引きだけでは解決できない課題もあるでしょう。

 

それでも、従来の“高齢者”のイメージを見直し、社会の枠組みをアップデートすることは、これからの日本にとって欠かせない視点だと感じます。

 

私自身、この一文を読んで「自分は何歳までを現役として考えたいか?」という問いを改めて意識しました。

 

 

 

『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才 』(今井孝)の中で著者は

 

多くの人がそう感じるように、充実した毎日とは、すべての時間が充実している必要はなく、たった2時間を最高に充実させるだけでいいのです。  24時間のうちの2時間を「最高のひととき」にするだけ――。 

 

 そう、いつも幸せな成功者の彼ら彼女らは、たった「2時間」の使い方の天才だったのです。

 

と述べています。

 

著者の考え方は、とても心を軽くしてくれるものだと思います。

 

私たちはどうしても「1日24時間を充実させなければ」「もっと効率的に過ごさなければ」と焦ってしまいます。けれども、完璧を求めるあまり疲れてしまったり、結局なにもできなかったと落ち込んでしまったりすることもあります。

 

そんなとき、「たった2時間でいい」と言われると、すごく現実的で、同時に安心感があります。

 

もし朝の2時間を大切に使えば、その日一日が前向きに始められますし、夜の2時間を充実させれば「いい1日だった」と振り返ることができます。つまり、たった一部の時間を丁寧に過ごすだけで、一日全体の印象が大きく変わるのだと思います。

 

また、ここで大切なのは「自分にとっての最高の2時間は何か」を考えることなのかもしれません。

 

読書や勉強にあてる人もいれば、家族との会話や趣味の時間を大切にする人もいるでしょう。

 

その答えに正解はなく、自分にとって意味があると感じられる時間を過ごすこと自体が、幸せにつながっていくのだと思います。

 

幸せな人というのは、24時間すべてを完璧に生きている人ではなく、「この時間だけは大切にする」という軸を持っている人なのかもしれません。

 

私自身も、日々の中で「この2時間だけは大切にする」と決めることで、もっと満たされた時間を過ごしていけるような気がします。