読書ブログ

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読書で幸せをみつけましょう

『ホリエモンのニッポン改造論 この国を建て直すための8つのヒント』(堀江貴文)の中で著者は

 

「高齢者」の定義を「75歳以上」とするだけで、今までは現役にカウントされていなかった1687万人、実に総人口の1割強を占める人々が、現役に組み込まれることになるわけだ。年金問題はかなり改善されるだろう。

 

と述べています。

 

 医療の進歩や生活水準の向上によって、60代後半〜70代前半の多くの人はまだまだ元気で活発に活動しています。

 

それなのに“高齢者”と一括りにされると、本人の意欲や社会的な役割が過小評価されてしまう面もあるのではないでしょうか。

 

もし定義を変えることで「現役」と見なされる人が増えれば、年金制度の改善につながるだけでなく、社会全体に新しい活力が生まれるかもしれません。

 

働く意欲のある人が「まだ現役」として活躍できる仕組みが整えば、本人にとっても生きがいが増し、社会にとっても支え合いの力が強まります。

 

もちろん一方で、健康状態や家庭環境には個人差があります。

 

「75歳以上を高齢者とする」という線引きだけでは解決できない課題もあるでしょう。

 

それでも、従来の“高齢者”のイメージを見直し、社会の枠組みをアップデートすることは、これからの日本にとって欠かせない視点だと感じます。

 

私自身、この一文を読んで「自分は何歳までを現役として考えたいか?」という問いを改めて意識しました。

 

 

 

『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才 』(今井孝)の中で著者は

 

多くの人がそう感じるように、充実した毎日とは、すべての時間が充実している必要はなく、たった2時間を最高に充実させるだけでいいのです。  24時間のうちの2時間を「最高のひととき」にするだけ――。 

 

 そう、いつも幸せな成功者の彼ら彼女らは、たった「2時間」の使い方の天才だったのです。

 

と述べています。

 

著者の考え方は、とても心を軽くしてくれるものだと思います。

 

私たちはどうしても「1日24時間を充実させなければ」「もっと効率的に過ごさなければ」と焦ってしまいます。けれども、完璧を求めるあまり疲れてしまったり、結局なにもできなかったと落ち込んでしまったりすることもあります。

 

そんなとき、「たった2時間でいい」と言われると、すごく現実的で、同時に安心感があります。

 

もし朝の2時間を大切に使えば、その日一日が前向きに始められますし、夜の2時間を充実させれば「いい1日だった」と振り返ることができます。つまり、たった一部の時間を丁寧に過ごすだけで、一日全体の印象が大きく変わるのだと思います。

 

また、ここで大切なのは「自分にとっての最高の2時間は何か」を考えることなのかもしれません。

 

読書や勉強にあてる人もいれば、家族との会話や趣味の時間を大切にする人もいるでしょう。

 

その答えに正解はなく、自分にとって意味があると感じられる時間を過ごすこと自体が、幸せにつながっていくのだと思います。

 

幸せな人というのは、24時間すべてを完璧に生きている人ではなく、「この時間だけは大切にする」という軸を持っている人なのかもしれません。

 

私自身も、日々の中で「この2時間だけは大切にする」と決めることで、もっと満たされた時間を過ごしていけるような気がします。

 

 

『全面改訂第3版 ほったらかし投資術』(山崎 元)

の中で著者は

 

インデックス投資を行うために必要不可欠な商品・サービスともに、金融先進国である米国に勝るとも劣らないすばらしい状況に今や日本はなっていることを、どれだけの日本人が意識しているでしょうか。

 

あまり知られていないと思います。

 

と述べています。

 

日本の投資環境がここまで整っている、という事実を改めて意識している人はまだ少ないのかもしれません。


インデックス投資を実践している私たちにとっては、すでにそのメリットを享受しているはずですが、著者の言葉を読むと「この恵まれた環境をもっと活かしていこう」と思わされます。

 

世界と比べても遜色のない状況にある今だからこそ、知識や判断力を磨いて、より納得感のある資産形成につなげたいですね。

 

 

『新版 知ってはいけない現代史の正体』(馬渕睦夫)

の中で、著者は

 

戦費の調達に苦慮するリンカーンに対してロスチャイルド家は36パーセントという高金利の融資を持ちかけますが、リンカーンは拒否し、1862年に連邦政府自らの手による紙幣発行を決定します。

 

しかしこれは、政府が債務を負わずに通貨を発行することを意味し、民間中央銀行を運営して通貨発行益を得るという国際金融資本家の利害に反します。

 

リンカーンはその決定から3年後に暗殺されました。  

 

と述べています。

 

リンカーンが高金利の融資を拒み、自ら紙幣を発行したという決断は、単なる戦費調達以上の意味を持っていました。


それは「通貨発行権」をめぐる、国家と国際金融の利害が激しく衝突する瞬間でもあったのです。

 

そのわずか3年後に彼が暗殺されたことを、単なる偶然と片づけてよいのでしょうか。


歴史を振り返ると、国家の命運を左右する決断を下した人物の背後には、必ずといっていいほど「強大な経済的利害を持つグループ」の存在が浮かび上がります。

 

陰謀論とみなされる側面も確かにありますが、同時に「資金を握る者が政治の行方を左右しうる」という現実は否定できません。


リンカーンの物語は、まるで壮大な歴史劇の一幕のように、政治と金融のせめぎ合いのドラマを私たちに伝えているのではないでしょうか。

 

 

『2035  10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全』(堀江 貴文)の中で著者は

 

65歳以上の人は社会的責任の有無によって寿命が7~8歳も違ってくるのだという。

 

適度な張り合い、忙しさ、ストレス、責任感が健康に直結するのだ。  

 

今後、老人の定義は変わるだろう。

 

と述べています。

 

「65歳以上の寿命が“社会的責任”の有無で7~8年も違ってくる」という指摘は非常に示唆的です。

 

私たちはこれまで“老い”を年齢とともに衰えていく過程として捉えてきました。

 

しかし実際には、年齢そのものよりも「社会的な役割」や「張り合いのある日常」が健康寿命を左右していることが明らかになっています。

 

適度な忙しさや責任感は、ストレスとしてではなく“生きる張り合い”として作用し、心身を活性化させます。

 

つまり、「老化」とは年齢による自然現象ではなく、“役割の喪失”によって早められる側面があるということです。

 

今後、“老人”の定義は単なる年齢基準ではなく、社会とのつながりの質や担う役割によって再考されていくのかもしれません。