あなたが一番、重視していることは何ですか─。
そんなものは、ないですね。
曲りなりにも、人様からお金を貰って提供できるだけの何かを、
形にして行く過程においては、
やらなければならないことは複数ありますし、
そこに、省いてい良い項目もなければ、
勝手な優先順位を付けて良いものでもありません。
従って─、
ビジネスにおいて「 一番重要なこと 」などというものを、
論じること自体がナンセンスと言うか、
話の単純化が過ぎると言うものです。
私が知る、あるソフトウェア会社の経営者の話を、
ご紹介しますと、
その経営者は、とにかく─、
「 大事なのは、お客様のニーズを把握することだ 」
との考えを持つ人物でした。
一見、もっともらしい主張のようにも聞こえますが、
ほどなくして、その会社は潰れました。
その経営者というのは、
営業の現場叩き上げで会社を興した人物で、
その行動力やバイタリティにおいては、
尊敬に値するところも多々ありましたが、
とかく業界の専門知識に疎く、そのような人間が、
ことさら声を大にして主張する傾向があるのも事実です。
「 大事なのは、お客様!」
そういう主張は、技術面における専門知識を持たぬ、
一部の者たちにとっては、非常に居心地よく聞こえるわけです。
自分に確固とした専門スキルが無いことに対して、
もっともらしい言い訳がたちますからね。
でも─、
それは、文字通り言い訳に過ぎません。
実際には─、
お客様のことも、技術のことも、
コストの事も、時間のことも、
また─、
それら以外にも不随して発生して来る、様々な手間も…、
それらすべてを総合的に判断し 100 点満点ではなくとも、
現実的な回答を示さねばなりません。
何かが何か以上に大事なわけでも、
何かだけが大事で、それ以外のことは二の次なわけでもないのです。
ましてや─、
己の専門知識の欠如を正当化する手段に、
顧客を利用してはいけません。
ただし…、
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( 次回へつづく... )
『「 お前は分かってない 」などと主張してくる人間に安易に耳をかしてはいけない!』