前回の記事は、こちら─、
『 見た目は大して変わらないにもかかわらず、圧倒的な差を生む3つの力 』
さて─、
皆さんは今、お気づきになられただろうか?
私はいま、何気なく「 猿 」という言葉を用いた。
最近では、巷でも、
『 猿でもわかる~ 』
などといったタイトルを冠した、
書籍やブログが多数、見られ、
その内容が簡単であることをアピールする目的で、
多用されているようだが、
我々が通常、「 猿 」という言葉を用いる時、
それは文字通りの「 猿 」という動物について、
述べているわけではなく、
自分よりも「 下等 」な存在を、やや "侮蔑" をまじえて、
言い表す場合に用いるのが常のようである。
私が先に用いた例も、その意味合いにおいては同様だ。
そんな折─、
世間では、くしくも、
往年の名作『 猿の惑星 』の前日譚を描いた、
新シリーズの第二作目が公開されているとのこと。
私は遅ればせながら、
今回、その第一作目を鑑賞するに至ったのだが、
オリジナルの『 猿の惑星 』というと、
ご存知のとおり、SF 映画の金字塔で、
光子ロケットで宇宙旅行から帰還してみると、
何らかの事情により、地球では人と猿の立場が逆転し、
猿が地上を支配していたという話である。
公開当時は、あまりの衝撃から、
"SF 映画は、これ以上、進化できないのではなか?"
などと、世間で、ささやく声も聞かれたと言うが、
その新シリーズなど「 いまさら? 」といった感もあり、
個人的には、とりたてて注目しては来なかった。
しかし─、
今回の新シリーズでは、
地球が『 猿の惑星 』に至るまでの、
前日譚が描かれるということで、
どのような経緯で猿が人に替わり、
地球を支配するに至ったか?
という "謎の部分" に、現代のハリウッドが、
どうアプローチするのか?
という点に興味がわき、
遅ればせながら、鑑賞するに至った次第である。
そこでハリウッドが選択したシナリオは…、
( 次回へつづく... )
『 羊の群れが一匹の獅子により、組織化された軍隊へと変貌する瞬間 』