色々ダメな人間でも人生はダメじゃないよ ( 秋田ひろむ / amazarashi ) | サラリーマンの副業+在宅×必要悪ソフト

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人様から、お金を貰って提供できるだけの何かを形にするためには、最低でも10年は必要。確固とした専門スキルを持たぬ者が「大事なのはお客様」などと主張するのは持たざる者の言いわけ。それを、いかにして成すかを理解せぬ者が、何をするかだけを決めるのは間違いのもと。

前回の記事は、こちら─、
『 あたなにとって "まとまった金額" ってどれくらい? 』



好きな仕事に取り組んできたとは言え、



決して─、



自堕落な暮らしや、
放蕩生活を続けてきたわけではない。



まっとうに会社勤めもしてきた。



しかし─、



人生設計においては、私はあまりにも、
不用意だったということを、



その時、認めざるを得なかった。



しかし─、



それ以上に解せないのは…、



いくら自分が技術者としてのスキルを向上させ、
企画サイドが求める製品を全力で開発したとしても、



営業が目標通りの売り上げをあげられず、



技術者の自分にはどうすることもできない事情で、
巻き添えをくってしまうことだ。



"これではダメだ…"



遅ればせながら、
そうハッキリと認識したのは、その時だった。



もちろん─、



"これは、自分が悪いんじゃない…"



そういう言い訳に「 避難 」しようとする、
自分がいたことも否定はできないが、



しかし─、



それは、現状の改善には何の役立たないことも、
分かっていた。



それで職を失っても、
世間は誰も、気になどかけてはくれない。



所詮は「 負け組 」というレッテルを貼られ、



「 アイツに比べたら自分は、まだマシ… 」



という "カンフル剤" に利用されるのがオチだ。



そのようなことから─、



"ビジネス的成功も、おさめたエンジニア"



というのが、三十代に突入していた私の、
今後のビジョンとなった。



もうこれ以上、営業や会社に、
高度な技術スキルを浪費させてはならない。



色々ダメな人間でも人生はダメじゃないよ。
失敗すらしないひきこもりだった自分を思うと、
今の方がましだなと思います。

( 秋田ひろむ / amazarashi )