動作美男、動作美女であれ | サラリーマンの副業+在宅×必要悪ソフト

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人様から、お金を貰って提供できるだけの何かを形にするためには、最低でも10年は必要。確固とした専門スキルを持たぬ者が「大事なのはお客様」などと主張するのは持たざる者の言いわけ。それを、いかにして成すかを理解せぬ者が、何をするかだけを決めるのは間違いのもと。

私は以前、ピアノを、
たしなんでいたことがあるのだが…、



もちろん─、



人前で演奏するなどというレベルでは到底なく、
所詮は、素人の趣味の域を出るものではなかったが、



それでも─、



レッスンにおいて教わったことは、
大変、有意義なことが多く、



それらの多くは─、



音楽以外の場面に当てはめたとしても、
留意すべきことと言えた。



ある時、ピアノの先生は、こんな話をされた。



◆◇◆◇



コンサートにおいては、演奏者が、
ステージに登場した時点で既に "演奏" は始まっている。



その段階で観衆は、その視覚イメージにより、
演奏者を判定してしまう。



従って─、



その段階で "高評価" を得られれば、
たとえ、演奏が多少イマイチだったとしても、



観客は、間引いて聴いてくれる。



逆に─、



最初の段階で悪印象を与えてしまうと、
実際の演奏がどれだけ完璧でも、



低評価しか得られなかったりする。



だから─、



決して、演奏の中身だけで勝負しようなどと、
思ってはいけない。



多少の目鼻立ちなど、
せいぜい、5メートルも離れていれば分からない。



しかし─、



所作振る舞いは、50メートル離れていても分かる。



役者ならだれでも知っているように、
顔の特徴やアクセントや身振りよりも、
歩き方や物腰に性格が出るものなのだ。

『 奇術師 』( クリストファー・プリースト )



動作美男、動作美人であれ。