巷で─、
「 じゃ、いつやるか?今でしょ!」
という言葉を耳にするようになって久しい。
ご存知、東進ハイスクールの CM で一躍有名になった、
現代文の講師、林修氏の決めゼリフである。
しかし─、
私が、これら一連の東進ハイスクールの、
CM の中で、最も耳にとまった言葉というのは、
物理を担当しておられる、
苑田尚之という方の、次の言葉である。
「 数式は言葉です、計算じゃない… 」
なるほど、上手いことを言う。
私も、こう見えて理系に進んだ人間であり、
決して数学や物理が、
苦手であったわけではないが、
中学や、高校の頃に、この言葉に出会えていれば、
数学や物理への向き合い方が、
もっと変わっていたのではいかと思う。
( もっとも、それで東大に入れていたかどうかは別だが… )
恐らく、一生、私の記憶に留まり続ける、
言葉の1つになるのではないだろうか。
そんな折─、
資生堂が、次のようなムービーコンテンツを発表した。
『 世界は数式でできている 』
と題されたイメージ映像で、
大空を舞う鳥の大群や、雲の多様なパターン、
さらには─、
シマウマの模様など、
複雑な現象も数式で表現できるとし、
隣り合う細胞から細胞へ、刺激が伝わる、
数式をもとに、
肌の未来を予測し、肌のトラブルも、
数式で解明できる可能性を示唆している。
( 次回へつづく... )
『 音楽を生成する数式は存在するのか? 』
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