顧客目線で考えること vs 顧客目線でも考えること | サラリーマンの副業+在宅×必要悪ソフト

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人様から、お金を貰って提供できるだけの何かを形にするためには、最低でも10年は必要。確固とした専門スキルを持たぬ者が「大事なのはお客様」などと主張するのは持たざる者の言いわけ。それを、いかにして成すかを理解せぬ者が、何をするかだけを決めるのは間違いのもと。

前回の記事は、こちら─、
『 かつて善とされたものが批判の憂き目に合う 』



開発サイドと営業サイドとで意見が対立した場合、

営業サイドが "理解できない" 話は、すべて、



"技術者の無意味なこだわり"



として片づけられるようになった。



しかし─、



顧客目線で考えることは、決して、
顧客目線でしか考えないこととは違う。



ましてや─、



技術のことは、考えないということでもない。



たとえ 100 点満点の企画書が書けたとしても、
それは 0 点と同じである。



物は形にしなければ、何の意味もないからだ。



そして─、



物を形にする以上は、



技術のことも…、
コストのことも…、



開発期間のことも…、



それ以外にも発生して来るであろう、
様々な手間についても…、



すべてを考慮しなければならない。



これら、すべての要素に対して、
100 点満点ではなかったとしても、



現実的な回答を示さなければならないのだ。



そして─、



曲がりなりにも、人様からお金を貰って、
提供できるだけの商品や、



それを開発するための技術力というのは、



今日、始めて、三ヶ月後には、
完成する、というものではない。



ましてや─、



それが、他社に対して競争力を示せる技術で、
あるのなら尚更だ。



顧客目線で考えるにしても、



まずは最低限、売り物になる水準の商品を、

作り出せるだけの、



技術力があることが前提なのだ。



そして─、



有用な技術というのは…、



( 次回へつづく... )
『 かつての業界の雄たちは、気が付けば「 外箱 」だけを作っていた。』