かつて善とされたものが批判の憂き目に合う | サラリーマンの副業+在宅×必要悪ソフト

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人様から、お金を貰って提供できるだけの何かを形にするためには、最低でも10年は必要。確固とした専門スキルを持たぬ者が「大事なのはお客様」などと主張するのは持たざる者の言いわけ。それを、いかにして成すかを理解せぬ者が、何をするかだけを決めるのは間違いのもと。

前回の記事は、こちら─、
『 役に立ってこそ技術か? 』



それを解くカギは、私が思うに、
過去からの反動にあると思う。



かつて、高度経済成長期と呼ばれた時代。

需要は高まり、物は作れば売れた。



「 欧米に追い付け!追い越せ!」



をスローガンに、高度な技術力を、
蓄積することが善とされ、



やがて─、



極東の敗戦国でしかなかった日本は、
技術や経済において世界をリードし始める。



「 made in Japan 」



は、いつしか世界最高品質の代名詞となり、

産業立国と呼ばれる時代が到来する。



まさしく─、



技術様々、技術者様の時代だ。



しかし─、



何事も永遠に続くことなど有り得ない。



やがて─、



物は溢れ、景気は下降線をたどり始める。



そして─、



物の良し悪しだけが、購買の決め手とはならない時代へと、
世の中がシフトして行く。



そのような時代の変化の中で、



かつて善とされたものが、
批判の憂き目に合うということもまた、



世の中にはよくあることだ。



高度な技術を持つ者たちが─、



それにあぐらをかいた、愚かな連中として、
冷遇されるようになり、



その論理は、やがて─、



持たざる者たちの自己正当化にも、
用いられるようになっていく。



( 次回へつづく... )
『 顧客目線で考えること vs 顧客目線でも考えること 』