お金のことは考えないのがクール!? | サラリーマンの副業+在宅×必要悪ソフト

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人様から、お金を貰って提供できるだけの何かを形にするためには、最低でも10年は必要。確固とした専門スキルを持たぬ者が「大事なのはお客様」などと主張するのは持たざる者の言いわけ。それを、いかにして成すかを理解せぬ者が、何をするかだけを決めるのは間違いのもと。

前回の記事は、こちら─、
『 お金は仕事の結果、自然とついて来る? 』



二年間の修士課程を終えた私は、



その後、大手ではないが、
やりがいを見いだせそうな、



某中堅ソフト会社の、
開発スタッフとしての職を得た。



そこでの 7 年間は、
開発に明け暮れる日々だった。



しかし─、



依然として、商売という側面からは、
一線を画してきた。



「 カネ 」などというものは、自分の仕事の、
結果によって、後から自然とついて来るものだ!



金勘定をすると「 芸 」が汚くなる!



決して世界最高のエンジニアでは、ないにしても、
プロと呼べるだけのスキルを身に付け、



社内でも、そこそこ認められる存在となり、
そこでの居場所を得ていた当時の私は、



それが "クール" なことだとも考えていた。



自分はエンジニアとして、プロのスキルをもって、
商品開発に全力投球している。



だから─、



それを売るのは、営業の仕事だ。
なぜなら、彼らは物を売るプロなのだから…、



と言うわけだ。



そういう姿勢自体は、決して今も、
全否定すべきことだとは思わない。



「 顧客の視点を持て 」



などと説教してくる営業マンも、少なからずいたが、
だからと言って、彼らが─、



「 自分たちも技術について、理解を深めよう 」



などとは絶対に考えない。



物作りについては、自分たちエンジニア以外、
誰も考えてはくれないのだ。



そして─、



曲がりなりにも、人様からお金を貰って、
提供できるだけの、



商品を開発できるレベルの技術というのは、



一朝一夕で確立できるものではないし、



ましてや片手間で、できるほど、
底の浅いものでもない。



( 次回へつづく... )
『 プロとしてのスキルを確立するのに必要な歳月は? 』