ワクチンをすでに打った方へ伝えるべきこと その2 前半

転載記事
ここ最近は、「ワクチンをすでに打った方へ伝えるべきこと その1」で予測した接種強制化へのシナリオ(プロパガンダ)がそのまんま米国で進んでいますね。
一方、日本においては、接種者に対して「ワクチン接種で抗体ができたかどうか」を確認しうる「抗体検査」を勧める病院が、ここ1,2ヶ月のうちに増えているようです。
これは、厚生労働省が現存する海千山千の抗体検査キットに対して「一斉性能評価試験」を行って2021年7月14日に結果を報告したことで、性能が疑わしいとされていたキットの多くに幾らかのお墨付きが付いた為と思われます。
抗体検査は私もお勧めします。
しかし、陽性反応が出たから安心ということはまったく言えませんし、むしろ危険である、と私は考えています。
それは過去記事で書いたとおり、「ワクチン接種後のウイルス感染でADEが発動し、重症化または死亡する」という内容が、もはや単なるノーベル賞学者の理論や仮説ではなく、すでに実証されていて統計に表れていると言えるからです。
さらに、大阪大学の2021年8月22日付の新しい論文では「デルタ株にさらに変異が加われば、ADEが発動する」ということが実験レベルで明らかになっています。
なお、抗体と一口に言っても種類が多数ありますので、医者に頼り切るのではなく「どの種類の抗体検査をすべきなのか」をご自分できちんと理解されておく必要があります。
未接種者にお勧めの抗体検査もありますので、ワクチン接種するといって聞かない頑固な方にも、まずは抗体検査を奨めてみてください。
本日は上述の内容について、誰でも分かるように10分弱で説明してまいりたいと思います。私は生物工学の基礎を学士として有していますが、本記事書くのに、勉強と調査に2日間、追加で1日を要しました。
スパイクタンパク質と抗体について
スパイクタンパク質(以降、Sタンパク質)を理解していないと、今日の話は理解ができませんので、まずはSタンパク質の説明から行います。ご理解されている方は、この見出しは飛ばして以降をお読みいただければ幸いです。
生物工学は図解が基本ですが、イメージさえできれば勝ったも同然です。やや複雑で一般の方が易々と理解できる内容ではないからこそ巧みに利用されていると思われます。よって、自分の身を守るために少し勉強を頑張ってほしいです。
コロナウイルス(右)の毒となるSタンパク質は、電子顕微鏡で覗くと下図1の左のような姿をしています。

Sタンパク質は、S1とS2という2つのパーツから形成されていて、さらにS1の中にはRBDとNTDという2つのパーツがあります。
コロナウイルスは、RBD(レセプター結合部位)で人(=宿主)のACE2(エース・ツー)レセプターに結合し、人の免疫系を破壊します。
RBDにくっつくのが「中和抗体 Y」で、NTDにくっつくのが「非中和抗体のうちの感染増強抗体 Y」で、それ以外の場所にくっついてるのは何らかの非中和抗体 Yです。
毒を中和できる抗体が、中和抗体です。
実際にはNTDにくっつく「中和抗体」(図1中のグレー色点線 Y)も存在が確認されておりますが、このセクションではそんなものもあるんだな、くらいに留めておいてください。後で出てきます。
次の図2は、感染増強抗体がNTDにくっつくと、RBDの形が変わって人の免疫細胞にあるACE2に結合がし易くなることをモデル化して示しています。
ウイルスは宿主に寄生して、増えていきます。

上図では描かれていませんが、中和抗体はRBDにくっつき、RBD(ウイルス)がACE2(人)に結合するのを邪魔することで、コロナウイルスの毒性を中和します。
以上で、人の免疫細胞にくっつくためのウイルスのパーツがRBDで、RBDにくっつくのが中和抗体、NTDにくっつくのが感染増強抗体、そしてNTDにくっつく中和抗体もある、ということをざっくりと理解いただけましたら合格💮でございます。
ファイザーワクチンを打つと感染増強抗体も誘導される
次に国民の半数近くが接種済みのファイザーワクチンの中身を確認したいと思います。
厚生労働省の特例承認に係る報告書には次のように明記されています。
コミナティ筋注には「Wuhan-Hu-1株(武漢株)のSタンパク質(S1, S2)の全長をコードしている4,284個の塩基からなる人工mRNA」が入っています。
ウイルスの全長は約30,000塩基ですが、ワクチンにはそのSタンパク該当部分のみが含まれるということになります。
よって、これを筋肉注射すれば、RBDにくっつく中和抗体だけではなく、感染増強抗体を含むあらゆる非中和抗体の産生が余計に誘導されることがわかります。
モデルナ筋注も同じSタンパク質の全長をコードした人工mRNAが入っています。
後半へ
