「安徳天皇西市御陵墓参考地(王居止御陵)」のそばに
石碑が3基並んでいます。
中央の碑は「安徳天皇御陵墓伝説地由来碑」です。
「御陵並に御篭建場」
「網掛森 烏賊ヶ渕」
「御衣洗池の跡」
の由来が記されています。
今日は、これらのスポットにまつわる碑も1基ご紹介します。
3基並んでいる右側に建てられている碑です。
「網掛之森 西方一八〇米 烏賊ヶ淵 西方二五〇米」と
記されています。
安徳天皇の遺体は網にかかったわけですが、
その網は天皇の遺体と一緒にお棺に納められ、
当地まで運ばれたそうです。
そして、その網を洗ったところ、イカが2匹生き返ったそうです。
その時網を掛けた森を「網掛之森」、
網を洗った淵を「烏賊ヶ淵」と呼んだそうです。
場所はいずれも、現在では豊田湖の底に当たります。
ちなみに、イカは宝暦年間(1751年~1764年)まで
祭事の時に姿を見せていたそうですが……
いやいや、600年近く生きたことになるから!
しかも淡水で。
これらの碑の場所はこちらです。