学生カバンと買い物カゴ(私の昭和 19) | MIYUKI&KAMIOのつぶやきと陶芸のブログ

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陶芸家の夫である尾形香三夫は、2022年に他界しましたが、タイトルをそのままにして、今後も夫婦の思い出を交えて、書いていきたいと思います。

 

MIYUKIです。

 

2019年も既に折り返しが始まり、この分では、数日後には大晦日を迎えているような・・そんな感覚に陥ってしまうほどのスピード感・・・

 

時代がどんどん変わっていくのですから、一年が早いと感じるのは無理も無い事です。

 

時々ふっと生活の中のちょっとした物・・・昔はこういうものがあったな~と懐かしく思い出すことがあります。例えばあの学生カバンと学生帽は?買い物カゴは?・・とか・・

 

小学生のランドセルは、時代を超えて、進化しながら生き残っていますが、中学生から持つあの黒々とした、重たい学生カバンは現在は使われていませんよね。

 

ランドセルから学生カバンに変わる時は、なんかかなり大人になった気分・・・カバンも重たかったけれど、気持ちにも重厚感が溢れてきました。

 

当時は、学生カバンと並んで学生帽(勿論男子だけ)制服・万年筆・腕時計といったものが、ランドセル、野球帽の小学生から中学生になるという、気持ちの大きな切り替えをしていく大事なアイテムだったように思います。

 

私の両親は、私に多分かなり安物のカバンを買ってきたとみえて、ちゃんと床にお座りできないフニャフニャな学生カバンでした。

みんなのカバンはしっかりしていて、迷いなくどっしりと机の横に置いておけたのに、私のカバンときたら、右に、時には左へとパタンと倒れてしまうのです。仕方なく、とにかく何かに、例えば重たい辞書を底に置いたり、机の脚に支えてもらわなくてはならない・・・なんかとっても頼りなーいカバンでした。

 

学生カバンと言っても、今の人にはどんなデザインなのかも想像できないかもしれませんが、それでも、映画やテレビドラマなどにもでてくるのですが、多分売っている事はもうないでしょう。

 

学生カバンと同じように学生帽というものも、姿を消してしまいました。(と、言ったものの有名私立なんとかかんとかの学校は学生帽健在ですね・・)

つばの真ん中に校章がピカッと光ってました。

 

その時代の流行だったのか、わざとパリッとした帽子を踏みつけて、ペシャンコにしていたようです。

 

私のもう少し上の世代は、男子は下駄を履いて登校していました。

 

まさに、かまやつひろしの「下駄を鳴らして奴が来る~~」という歌にもある、そういういでたちでしたね。当時の言葉で言うと、「バンカラ」ですね。

 

学生カバンと同じように、私の子供時代にあった「買い物カゴ」というものも姿を消しました。

 

今では、レジかごバックやマイバッグなどがそれに代わっていますが、これが出始めた理由は、環境問題やエコ、リサイクルという観点から使われ始めました。

 

当時「買い物カゴ」は、その家庭その家庭で形や色合いが違い様々なものがありました。

車社会ではなかったので、買い物も女性が歩いて持って帰ってれるようなサイズ、大き過ぎても小さ過ぎてもいけません。

 

そんなカゴの時代から、紙袋の時代に移行しました。

 

トレンディドラマで、仕事帰りの若く美しい女性が、長ネギの先がちょこっとはみ出している、そんな茶色の深めの紙袋を片手に抱えてそそくさと帰宅・・・そんなシーンが目に浮かびます。

 

買い物カゴをぶら下げて歩くよりはよっぽど格好よく、ほどなく身近でも紙袋が使われ始めました。使った紙袋はごみ袋に変身し、使い捨て時代になっていくのです。

 

その後はご存知のプラスチックレジ袋。

 

薄くて丈夫で軽くて小さくなるし、一気に便利になりました。

 

現在は環境問題、特に海への投機による、プラスチックごみの問題がとても深刻になってきたので、積極的にマイバックやレジかごバックを利用しなくてはいけませんよね。

 

買い物カゴなどの変遷を書いてみましたが、ま、現在進行形で一番変遷し続けているのは、野太くなっていく私の体形と性格であるのは、間違いないようです・・・止めようがありません!誰か止めて・・・