何時の頃からか、夢を覚えているという事が無くなりました。
以前はしっかり覚えていたのに。
しかし先日見た夢は、どういう訳かしっかりと覚えていました。
私の見る夢というのは、実に現実的で面白みのない日常を再現したような夢が多くて、ほんわかとした「夢」とは言えないような夢が多いです。
今回の夢も、何と言ったらいいのでしょう、余りにも現実過ぎて、ちょっと語るのも恐ろしい感じ・・・の内容でした。
夢の中の私はまだ若く、どこかの学校のようなところにいます。ロッカー室のような所に数人の友達といます。
私は、次の授業に行こうとしているのですが、どこに行けばいいのか、何の教科なのか、先生は誰なのかが全く思い出せず、かなり焦っています。
その時私は、自分が認知症になってしまった事を自覚しているんです、不思議な事に。
心の中で、ああ、認知症になったらこうなっちゃうのね~と、妙に冷静に、客観的に自分自身を見つめているのです。
それでもなんとか思い出そう、思い出そうと努力はするのですが、全く思い出せず、こんな事を友人に尋ねる訳にもいかず、ましてや認知症になった事など言えるはずもなく、冷や汗をかいています。
そうだ、多分隣にいる人についていけば、取り合えず教室には行ける、教室に行けば何かを思い出すかも、と期待をかけていました。しかしその人は、
「私次の授業はサボるからよろしく!」
と言って、サッサと学校を出ていきました。
私は一人取り残されてしまい、途方に暮れている・・・
という夢。
もし、この夢を若い時に見ていたなら、何てこともなく、直ぐに忘れていたでしょう。
しかし、しかしです。
今のこの私の年齢になってからだと、それは余りにも超現実過ぎて、見過ごす事が出来ません!
なんで、こんな後味の悪すぎる夢を見てしまったのか・・・
しかも、なんでいつもは覚えていないのに、こんなにもリアルに覚えている訳?
目が覚めてからの方が、心臓がドキドキしてしまいます。
果たして、この夢は私の将来を暗示しているのか?
そうとしか思えない!
転倒して怪我をする事や、認知症になる事に恐れを感じているのは間違いないです・・・
だからそれが原因で見たに過ぎないんだよ、と自身を慰めながらも、嫌な予感がまとわりつきます。
この夢を払しょくするような、夢のような夢を見なくては収まりがつきません!
誰か助けて~