窯の変遷 | MIYUKI&KAMIOのつぶやきと陶芸のブログ

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陶芸家の夫である尾形香三夫は、2022年に他界しましたが、タイトルをそのままにして、今後も夫婦の思い出を交えて、書いていきたいと思います。

 

KAMIOです。

 

7月の個展に向けて、忙しい日々を送っています。

 

現在使っている電気窯、今回の引っ越しを機会に初めて電気窯を使う事にしました。

 

釉薬を薄くしか掛けない私の作品には、電気窯が合っているように感じ、ホッとしています。

 

思えば、この窯は私にとって3台めの窯です。

 

最初に購入したのは灯油窯で、まだ知的障害者施設に努めている時で、将来陶芸で食べていくようになるとは全く考えていない時ででした。

 

という事は、趣味の段階で窯を購入した事になり、これと思ったらとことんやりたくなる性格が表れています。

 

趣味とは言え、窯を購入した時から本格的に公募展に出品したり、仕事から帰ってきたら轆轤の練習やら練上の研究やらで、毎日何らかの陶芸に関する事をし、時々ではありますが、個展も開いていました。

 

人生、なにがどこでどうなるか分からないもので、結局脱サラをしてプロに転向した訳ですが、妻の方は、いつかこんな日が来るのではと恐れおののいていたようです。

 

窯の話に戻りますが、記念すべき最初の窯、灯油だったのですが、油量と風量のバランスをとるのが難しかったです。

 

そのバランスが悪かったのか、一度窯を焚いている時に内部でバーンという破裂音!

 

その時は、次回公募展に出品する予定の作品も入っていたので、顔面蒼白になりました。

 

「もう駄目だ~」と愕然としてしまいましたが、温度が下がるまでは蓋を開ける事も出来ず、恨めしそうに灯油窯を眺めていました。

 

しかし、何という奇跡か、出品作品以外のものが爆発し、その事による影響も受けることなく、その作品は助かったのです。

 

内心思いました。

 

「この作品は運が強い、いけるかも」

 

無傷で残った強運の作品、入選しました・・・

 

そんな思い出のある灯油窯は、プロに転向する時にガス窯に切り替えました。

 

冷め割れを防止するために、特注でつくったガス窯でした。

 

多くの作品を焼いた思い出深いガス窯です。

 

そして現在は、工房移転に伴い電気窯に。

 

温度調節をしたりなど、目を離すことが出来なかったガス窯と違い、全てがオートマチックで焼いてくれる電気窯です。

 

前期高齢者にもなってきたことだし、これ位の楽をしてもいいのかな・・と思ったりしています。

 

(新篠津のガス窯)

 

展示会の案内をさせて頂きます。

 

JR Tower Art Planets 2017

あそぶ・ひねる・やく~北の陶の新時代

2017年7月1日~23日 10時~19時(入場は18時30分まで)

期間中は無休 

 

プラニスホール (札幌市中央区北5条西2丁目エスタ11F)