ハンサム ウーマン | MIYUKI&KAMIOのつぶやきと陶芸のブログ

MIYUKI&KAMIOのつぶやきと陶芸のブログ

陶芸家の夫である尾形香三夫は、2022年に他界しましたが、タイトルをそのままにして、今後も夫婦の思い出を交えて、書いていきたいと思います。

MIYUKIです。

最近、時々ですが、ハンサム ウーマンという言葉を耳にします。

「ハンサム」というと、顔かたちの素敵な男性に使われる言葉だと思っていましたが、実は男女関係なく、凛として、正々堂々とした人に使われる言葉だそうです。

ということで、勇気があり、フェアで自分の意見をしっかり述べられる女性の事を、「ハンサム ウーマン」といい、素晴らしい褒め言葉だと思います。

あなたの周りに、「ハンサム ウーマン」と呼べる女性がいますか?

この言葉を聞いて、私は学生時代の一つ年上の先輩のことが頭に浮かびました。

その先輩は頭が良く、理路整然とした話し方は実に説得力があり、不正を嫌い、毅然としていました。

このように書くと、見た目も力強さが伝わってくるような女性かと思われるかもしれませんが、実際は、体はか細く、声も少々甲高かく、とても優しい目をした女性で、いったいどこにそのようなエネルギッシュな生き方が出来るのか、と思うくらいでした。

いつも素適な人だと思い、彼女と対等に話が出来るようになりたい、なんて思っていました。

ある日の事です。

たまたま二人になった時、ふいにその先輩は私に聞いてきたのです。

「もし、就職か男かどちらかを選ばなければならないとしたら、どっちを選ぶ?」

「!!???」

わたしの頭の中は、一瞬にしてパニックに陥りました!

就職か男か?

あまりにも彼女らしからぬ質問に、少々動転・・・

でもあの時期は、今でいう就職の氷河期時代。

丁度、第1次オイルショックで、そう、トイレットぺーパーやティッシュが店頭から消えるという時代でした。

そんな訳で、当時きちんと就職するというのは、かなり難しく、もし、いい就職口があったら、それはビックチャンスであり、そしてその「就職か男か」の質問でした。

私は、やはりその先輩に気に入ってもらいたいがため、自分の考え以上に、どう言えば彼女が

「よく言った!」
 
と褒めてくれるのだろうかと思いを巡らせました・・・。

ここで「男」などと言ったら、

「男に媚びるの?」

と言われてしまいそうだし・・・・

がしかし、今の就職難という社会情勢を鑑みて、力強く言いました。

「就職です!」

「ふ~ん・・・」

「へ?・・・」(違うのか・・・)

「私は男をとるよ!」

(え~~~。(;°皿°) そんな~)

と心の中で叫びました。

彼女の言い分はこうでした。

就職なんていうものは、この先チャンスが巡ってくる可能性は充分考えられるけど、この人だと思える男の人と巡りあう可能性は非常に低い。人との出会いはたくさんあっても、一生共にしたいと思える人との出会いは、奇跡に近いから、私は迷わず男を選ぶ。

私は、自分の言った言葉を即座に引っ込めて、激しく首を縦に振りました。

この意外性、外から見えるイメージになんの拘りも無く自分の考えを素直に述べる彼女に、改めてため息がでました!

「そうよ、男よ!」

ハンサムからほど遠い、私でした!(*v.v)。