Kamioです。
10月6日に、山形市の楽美洞茶陶館での個展を無事に終える事が出来ました。
お越し下さった皆様、ありがとうございます。
ここでの個展は3回目になります。(3年に1度)
北海道のある知人に教えてもらった事でこのギャラリーの存在を知りました。
ギャラリーのオーナーである木村さんに、作品の写真や陶歴などを送りましたが、1年に4人しか個展を持たない事もあり、数年先まで予定が一杯とのことでした。
具体的な話が一切無かったことで、内心諦め、その内に申し込んだこと自体忘れてしまっていた数年後に、予告もなく突然木村さんが工房を訪ねてきました。
家族と一緒に北海道旅行に来た時に、「そう言えばこの辺にいたはずだから、ついでに寄って行こう」
ということで会う事が出来ました。
今思うと、あの時留守にしていたら、また、木村さんが「ちょっと寄ってみよう」という気にならなかったら、このような出会いは起こりませんでした。
いつも後になって思う事ですが、出会いとか、きっかけとかはちょっとした隙間からスッと入ってくるものです。
直接作品を見て頂き、具体的に個展の時期も決まり、更に購入までして頂きました。
楽美洞茶陶館は、名前の通り、お茶の道具を中心に展示し、会期中に3日間流派の違う先生が来て、お茶をたて、お客をもてなしています。
お茶関係のものを作っていましたが、お茶の世界にうとい私は、当然最初は厳しい視線にさらされ、色々批評を頂きました。
「茶道」とひと言で言っても、流派は勿論、個人個人の考えがそれぞれ違い、多様です。
高価なもので道具を合わせる人もいれば、テーマを決めて合わせる人もいます。
練上は現代的な焼きものなので、組み合わせが難しいようですが、今回も「山寺の茶会で使いました」と教えて頂き、嬉しい限りです。
道具の事ですが、なぜこの大きさ(形)が良いのか、作法を通して理論的に説明してくれたお茶の先生がいて、「なるほど」と思う事があり、基本的なところの理解が少し深まったように思います。
私はお茶道具を専門に作る作家ではないので、ルールに余り縛られる事なく、しかし、お茶をたてる人の気持ちを汲みながら、茶道具をこれからも作って生きたいと思っています。
今回の個展を終え改めて感じた事は、最近は作家を育てよう、作家を支えようというギャラリーはごくごく少なく、そんな現状の中で、楽美洞茶陶館は貴重な存在であり、木村さんにはとても感謝しています。
その期待に応えるためにも、もっと努力をしなくてはと思っています。