つい先日、義父の94歳の誕生日を行ないました。
第一声が
「こんな誕生日を祝ってもらったのは初めてだな~」
「いえ、毎年やってますよ・・」
「え?ほんとう?」
ま、こんな感じで、物忘れや勘違いも一段とパワーアップしてきたようです。
が、この物忘れ、日々の諸々を全て忘却の彼方へ押しやるこの老人力が、更に「長生き」の力になっているようです。
この義父には、大事な友人が現在2人います。
この3人の平均年齢は、91.666666・・・歳です。
同じく国鉄に勤め、退職後はゲートボールを楽しんでいる仲間です。
この超・高齢なかよし3人組は、週に1~2回、イオンのミスタードーナッツでお替り自由の珈琲を飲みに行きます。
米寿のドライバーに身を任せ、いそいそと車に乗り込みます。
もし、お巡りさんが車の中を覗き込んで、顔ぶれをみたら、多分のけ反って言葉を失う事でしょう。
(この光景は近い将来当たり前になることは間違いなしです。)
珈琲の後は勿論、使い放題の砂糖・ミルク・ガムシロップ類を沢山お土産に持って帰ってきます。
たまに、回転ずしやラーメンを食べに行ったりもしています。
みなさんご高齢につき、約束がキャンセルになったり、日にちが変更になったりすると、ちょいと勘違いが邪魔をして、少々すったもんだが起こったりもしますが、そんな事も、全く意に介していない様子です。
高齢の女性のグループを見かける事はあり、個展会場にも以前90歳前後の女性のグループが来て、「よく皆で温泉に行ったり、美味しいものを食べに行ったりするんですよ」と。
改めて(多分ご主人を失くされた)女性のパワーに、敬服の眼差しを投げかける事はありますが、平均年齢が四捨五入して92歳の男の人たちが、お茶飲み話をしているところは、あまり見かけません。
正直、お洒落をしている女性と比較すると、やはり見劣りするのは否めません、がしかし、やっぱりアッパレ、です。
つい先日、膝の痛みでバランスを崩しかけ、一言・・
「私も、もう年かな~」・・・
94歳!・・・さすがにその場の空気を読む事の出来る私でも
「まだまだ若いですよ!」
とは、余りにも白々しくて言えなかった。
目をそらし、
「お、お茶でも飲みますか?」
と、すかさず話をそらす私でした。