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例の3人による対談集。わたしは完全なるホリエモン信者のひろゆきシンパなので買ったわけだが、むしろ興味の対象は勝間氏がこの「いい加減な」二人に対してどのように対応するか、であった。
まえがきやあとがきによれば、本書はもともと「デキビジ」で勝間さんとひろゆきが衝突したのをきっかけに、さまざまな場所で「炎上」した経緯を踏まえ、ホリエモンが両者を介して「リ・マッチ」させようとしたのがきっかけで成立したようだ。
ホリエモンもひろゆきも、良い意味で「直感のみ」で勝負する実践派なのに対し、勝間氏は曲がりなりにもコンサル出身の会計士、最近は政策提言もするという「アカデミック」な方。こういう組み合わせだと、どうしても男性陣二名の放言に対して、勝間氏が理詰めで解説、応答するというようなスタイルになるであろうと予想していた。要は勝間氏が「聞き役」というわけである。どうせホリエモンは自分で勝手に話し始めるだろうし…。
というわたしの予想があっているかどうかは、本書を読んでいただいて、めいめいにご判断いただきたいと思う。読むのが早い人なら1時間でいけると思うので、立ち読みで十分かもしれないがw
ところで、ひとつだけ苦言を呈するとすれば、本書は「ノーカット版」だということで、編集が無軌道な感じが否めない。論点が今一つピリッとせず、うがった見方をすれば本当に床屋政談をそのまま文字に起こしたという感じである。したがって一つ一つのトピックはそれほど複雑ではないのに、読後感は「何の話だっけ?」というような状況になる(少なくとも、わたしはそうだった)。これは、3人のアタマの回転が速すぎるせいなのか、編集が手を抜いたせいなのかわからないが、これで1500円はボッタクリのような気がしないでもない。信者以外は要注意であろう。
ホリエモン×ひろゆき 語りつくした本音の12時間 「なんかヘンだよね・・・」/堀江 貴文

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