昔の漫画 | One of 泡沫書評ブログ

One of 泡沫書評ブログ

世の中にいったいいくつの書評ブログがあるのでしょうか。
すでに多くの方が書いているにもかかわらず、なぜ書評を続けるのか。
それは、クダラナイ内容でも、自分の言葉で書くことに意味があると思うからです。

前回と変わらず、子供に手がかかり時間がうまくマネジメントできていない。まあそう言いながら「24」はしっかり見ているわけなので、要するに言い訳なのだが、それにしてもある程度まとまった時間集中することがむずかしい。世の中の自由業の方々はどうやってタイムマネジメントしているのだろうか。流行りに任せてわたしも「子育てブログ」に宗旨替えしようかとも思うくらいだ。

そんなわけで、いまだ本をちゃんと読んでないので、昔読んだ漫画でも紹介してお茶を濁させていただきたい。

冬物語 (1) (小学館文庫)/原 秀則

¥610
Amazon.co.jp

これは意外な名作。これはいわゆる受験生の話なのだが、色んな意味で受験の悲哀がみえておもしろい。わたしは地方出身の国立大学出なので、作中のように都内在住者が有名私大を目指して予備校に通うという雰囲気は正直、実感がわかないのだが、なんとかしてMARCH(*1)に食い込みたいという当時の「学歴主義」のようすがうかがえるのは興味深い。東慶早、日東駒専(*2)。今や学歴のシグナリング効果は薄れ、この時代のような受験生のありようは、もはや「歴史」だろう。


知らない人はいないと思うが、一応注釈しておく:

(*1)MARCH(マーチ)→明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学。
(*2)とうけいそう、にっとうこません→東京大学、慶応義塾大学、早稲田大学、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学。

ちなみに関西では、関関同立(かんかんどうりつ)→関西大学、関西(かんせい)学院大学、同志社大学、立命館大学。


ツルモク独身寮 (1) (ビッグコミックス)/窪之内 英策

¥509
Amazon.co.jp

高校卒業と同時に住み込みで家具製造の「ツルモク家具」(?)に入社し、そこで繰り広げられるラブコメ・・・だった気がする。こちらも80年代~90年代初頭の空気が感じられるいい「歴史書」だw まあ気軽に読める類の漫画なので、もし漫画喫茶でほかに読むモノがない場合は思い出してみてほしい。