ネパールにおける知的障害児支援者のキーパーソンに会おう!
そして、その人に力とプライド、モチベーションをつけてもらうのだ!!
と、言うことで、同職種のKOICA韓国ボランティアと一緒にHDCSという知的障害児のデイケアセンターに見学に行ってきた。
ここはノルウェー(またノルウェーである)のキリスト教系の支援で運営されている施設。
常駐の外国人ボランティアはいない。
さて、アポイントの電話をすると「10時前には来てね。10時~始まるからね!」と驚きの回答である。
今まで、10時ピッタリに始まったセンターに出会ったことがない。
知的障害の中には、時間通りにスケジューリングされることで不安なく生活をできる人がいる。場合によっては多いと言ってもいいかもしれない。
しかし“時間”という概念が薄いネパール(私の周囲の人だけかもしれないが)において、スケジューリングを使った支援をすることは逆効果である。裏切ることになり、余計な混乱を招く。
HDCSでは10時ピッタリに朝礼が始まった。
驚き。出来るんだ!
しかし、朝礼は視覚に訴えるものを使用することはなく、座りっぱなしのもの。
これは残念!少し手を掛けることで、子ども達の一日のリズムが作れるかもしれない。
KOICAボランティアと、自分なら何を取り入れるか。など意見交換した。ほぼ同意見。
度重なる勉強会の成果である。ネパールにおける手法の一致は嬉しい。
第一歩である。子ども達に時間の概念を体感させることで、時間から数字の認識にも繋がる。
いいね!いいね!
さて、館内を見学。
驚くことに、「温水プーーーール!」があったのである!
水と電気がないと嘆くこのネパールで、温水プール!
冬場は使っていないとのことだったが、夏場は1利用者が2週間に1回ほど入るとのこと。
さすがノルウェー!
ネパールの養護学校にありがちな、文字をひたすら“書かせる!!”ということはほとんどせず、個別にあった遊びなどを中心にしたプログラムだった。
肢体不自由児にはポジショニングもきちんとしており、勉強したんだな。と感じた。
この団体は全国展開もしており、村落部における障害者手帳の普及にも積極的に取り組んでいた。
今まで会ったネパール人の中で最も障害者手帳に詳しかった。
問題点なども的確に把握しており、本当に頼もしい。
ネパールにおける知的障害者支援のキーパーソンの主要人物!
こういう人に頑張ってもらいたいなー。
今後相互に協力できるよう、仲良くしていきましょう!
これは切実・・・ネパールもセンター同士の派閥があるのが現実。ここは外国人の強み!ミラウネ(調整)していきましょ!
大量に撮った写真が写真屋さんに消されてしまい、お見せできないのが残念!