インドつぶやきはこちらから

 

 

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踊るということは、

わたしにとって、とても本質的だ。

 

体には、希望と可能性と自由がある。

体の探究は宇宙の探究そのもの。

そう感じてきた。

 

インドの太陽のもと、

解放したからだが大地とつながっていく。

 

内側の源から湧き出るエネルギーが

体の動きになっていく。

 

この感覚。

そうだ、わたしは踊りたかった。

 

この感覚に戻りたかった。

 

東京での生活は、刺激的だ。

でも、からだが自由じゃない。

東京には東京のエネルギーフィールドがある。

 

 

Margaがランチに外のカレーレストランへ連れていってくれた。

力車に乗って、街に出る。

懐かしい感覚。

 

カレーは最高に美味しかった。

施設の食事もとても美味しい。

 

 

午後は、シッダの個人セッションを受けることにする。

わたしのハートは、グループに参加することや

多くの人がいる瞑想に参加することを嫌がった。

 

わたしの東京での生活は、ひとりになることが難しい。

打ち合わせの日々、多くの人前に出る機会が多く、

とにかくひとりになることを望んだ。

 

美しいセッションルームで至福のひととき。

 

シッダの個人セッションがあると聞いて、

すぐに受けたいと思った。

 

シッダのセッションならなんでもよかった。

シッダの美しくて強く静かな佇まいに惹かれた。

 

シッダは、インドの仕事が終わると

次はギリシャのセンターでティーチャーだと言っていた。

 

そうか、ギリシャつながりなんだ。

シッダもギリシャは好きだと言っていた。

 

セッションは、言葉で説明しにくいけれど

顔の経絡に沿って指を置いていくだけ。

現れるものに指を置いていくだけだそう。

体に映し出される。

 

まあ、終わったあと顔があまりにも変わっていて驚いた。

人間の体は面白い。

 

セッションが終わった後は、クンダリーニ瞑想へ参加。

ただただノーマインド。

 

夜は、ジャパニーズナイトへ。

わたしたちのツアーは日本人10名。

日本人がこの季節に10名も集まることは珍しいことということで

施設の方々が企画してくれる。

 

書道にお茶に唄に太鼓に盆踊り・・・・

なかなか濃い。

企画しているのは、コロンビア人のディアナ。

 

浴衣を着て、準備をする。

 

ちょうど、日本から自分の歌をいれたUSBを持ってきていたので

わたしは歌と書を担当。

 

日本人が10名も集まれば、

書やお茶、盆踊り、太鼓、笛など何かしらできる人がいる。

 

参加してくれた外国人の皆様、とても喜んでくれていた。

盆踊りもみんなで踊る。

素晴らしい機会を与えてもらって感謝。

 

日本の文化は、

国境を越えるコミュニケーションになる。

 

ちょうど13年前、タイを旅した時、

現地で多国籍ツアーに参加した。

 

いろいろな国の人と一緒にタイの山岳民族エリアを

4泊5日ほど泊まりながら歩くツアーだった。

 

そのとき、

みんな自分の国の文化について話した。

どの国の人も自分の国に誇りを持って、それぞれの文化の素晴らしさを

語ることにわたしはカルチャーショックを受けた。

 

なぜなら、わたしは日本について

何を語っていいのかわからなかったから。

 

日本を誇りに思ったこともなく、

そもそも日本の文化をなんとなくしか知らなかった。

 

多国籍ツアーは日本を外から知るいい機会だった。

オーストリアからきた女性に

「あなたの英語はアメリカ英語ね。わたしはアメリカのものは一切使わないの」

と言われ、世界の中のアメリカ、日本というものを見た気がした。

 

世界から日本を見たとき、

わたしは初めて日本人というものについて考えるようになった。

 

わたしは、タイから帰国後、着付けを習い、能の鑑賞などに足を運び、

二十四節季ごとの行事や折り形など学び、

いくつもの古典文学を書写した。

 

今は、旅先で日本人だというととても歓迎される。

日本人はリスペクトされている。

日本は、この10年ほどで世界から認められるようになったのだと思う。

日本人が日本人としてのアイデンティティ、スピリットを

取り戻してきたのだと思う。

 

日本は不思議な国だ。

自分の国を誇りに思うこと。

右だと言われがち。

いろいろな国の人に会ってきたけど、

自分の国の文化を誇りに思わない民族はいない。

政治に対しては別。

 

文化というのは、美しい。

 

文化に誇りを持つことは、他国の文化へのリスペクトになる。

お互いがリスペクトできるとき、

そこには調和が生まれる。

 

そして、今ここインドで

日本の文化に誇りを持ち、さらっと人前でできるようになっていて

それをお披露目する機会を偶然いただいたことに

宇宙の計らいを感じた。

 

 

 

◇◇◇

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