手話講習会に自分なりの決着 | 学校なんていらない~不登校小学生ちゃりこの父娘自転車旅行記

学校なんていらない~不登校小学生ちゃりこの父娘自転車旅行記

いじめにあって不登校になり、父とホームスクーリングですごした女の子、ちゃりこが日本各地を自転車で旅をして、たくさんの人たちとふれあい、成長していった記録。腐りきった学校、卑怯な教師、そんなものは捨て去ってもいい。人の優しさ、親切、は学校の外側に必ずある。

一時退院してからぐっすり眠れる日が続いてきたのに、昨夜中はほとんど眠れず、一時間睡眠になってしまった。

火曜日の午前中は、入院前には手話講習会に通っていた時間帯。

今年度4月から、上から二つ目のクラスの専門コースに進み、順調だったのだけれど、ゴールデンウィーク明けに入院してからは当然のことながら全く出席できていない。

専門コースの修了には出席日数が足りなくなることは火を見るよりも明らかだ。

それでも、試験に受かればいちばん上の手話通訳養成コースに進むことはできるらしいけれど、現実的ではないな。

とりあえず、今日、2ヶ月ぶりに出席することにした。

私なりに、決着をつけておきたかったのは、いらん噂を流されるくらいなら、真実を自分から手話表現を使って語ってしまおうという意図を持ってのこと。

人様に感染させてしまうような病気にかかっていると思われたり、弱ってしまって生きる気力もなくなっていると思われるのはごめんだ、と思って。

それからマウントとるようなアホもいるので、たかが専門コースくらいで、内容についていけなくなって来なくなったと思われたりするのは癪だし。

今日の内容は、外部の講師を招いての講義の聴講で、受講生の実技表現はなかった日だったけれど、始まる前に、私の独演、もちろん手話表現で、させてもらった。

“お久しぶりです。ちゃりこ父です。長い間お休みしていましたが、実は私、ゴールデンウィークのときに、仙台の娘のところまで自転車で行ってきました。現地で二人一緒に遊んで、私、東京に帰ってきてから体が痛くてたまらなくて、病院に行きました。速攻、入院となりました。詳しい検査の結果、血液の癌であることがわかりました。入院、退院を繰り返し、抗がん剤を使って、必ず治すつもりでいます。

退院しているときには、ここの講習会に来たいと思っていますので、みなさんに伝えておきたいと思っていることがあります。私の病気は、みなさんに感染させるものではないのでご理解、安心してください。私としてはせっかく始めた手話の勉強なので、しっかりと身に付け、最低でも娘と手話でやり取りができるようになりたいと思っています。まあ、死ぬまでは頑張ろうと思っています。命あるあいだは頑張ってみようと、そんな感じで、よろしくお願いします”

と以上、口形つけての手話表現で、一部、“せっかく”は、指文字の“せ”を掻く、“命”は手話でなくて、ゴルゴ松本の体文字の“命”を交えて伝えた。

私の中では、これで仮に残り全てを欠席してしまったとしても、なんとか決着は付けたかな、と納得できるような気がする。

通院だけで治療できるようになれば、また講習会に通えるかもしれないけどね。

しばらく手話はやっていなかったけれど、自分でも驚くほどスムーズに表現ができた。

 

昨日の夜中から読み始めた、久しぶりの小川洋子以外の作家、乗代雄介の「旅する練習」を昼寝を挟んで読了。

 

講習会云々関係なく、手話の勉強にも精を出すかな……