日本語教師って、どんな仕事? | 【群馬県前橋市】日本企業で働く外国人のための日本語研修 あさみけいこ流日本語教師のススメ

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開国人活用トレーナーのあさみけいこです。
ご訪問いただき、ありがとうございます。

日頃、日本語教育を軸として「開国」研修に取り組んでいますが、
では、日本語を教える日本語教師とは何ぞや?
今から二年半ほど前の2013年8月に書いた記事をもう一度ご紹介したいと思います。

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↓以下引用

このブログをお読みいただいている方は、
日本語教師という仕事についてご存知の方が多いとは思うのですが、
最近この仕事についてご質問いただくことも多いので、
ちょっとまとめることにしました。

答え欄はあくまで私の個人的見解ですので、
さらなる情報をお求めの方は
日本語教育振興協会様日本語教育学会様等のHPをご覧いただくことをお勧めいたします。

Q:日本語教師って何?
A:日本語教師とは、
 日本語を母語としない方に日本語を教えている人のことです。

Q:どんな人に教えているの?
A:国内の多くの学校の場合、
教える対象は日本での進学(専門学校、大学、大学院など)を目指す若者が対象になります。(就学生と言います。一部の学校では留学生扱いとなります。)
ほかには、
ビジネスマン、
日本人配偶者、
日本へ働きに来た方やそのご家族(主に日系の方々)、
日本語を母語としない子供
などがいます。
ちなみに私は教師デビュー時は就学生対象の日本語学校で、
その後はビジネスマン対象の学校や,
就学生と日本滞在者の両方が在籍する学校に勤務する傍ら、
フリーでの個人レッスンをしていました。
現在は日系の方対象の日本語塾を開き、
外国人スタッフを抱える企業様への出張レッスン、
官公庁主催の日本語研修業務を受託しています。

Q:何を教えるの?
A:文字、文法、会話といった基本的なことはもちろんですが、
細かい点は学習者のニーズによって様々です。  
例えば、進学希望者の場合、
入学後1年から1年半で日本留学試験という,
外国人のためのセンター試験のようなものの受験を迎えます。
ここでで高得点を取り、志望校に合格するための受験指導が主な仕事になります。

また、ビジネスマンの場合、
プレゼン資料の作成まで必要な方から、
パーティーでちょっと自己紹介ができればいいという方までニーズは様々です。
そして、日本語能力試験目指して勉強を続ける方も多くいらっしゃいます。
さらに、日本の習慣や経済など、
その方の知りたいことだけをピックアップして教えることもあります。
その方のニーズをくみ取り、
その方に合ったレッスンを提供するのが日本語教師の仕事です。

Q:日本語教師は外国語がペラペラなの?
A:授業は基本的には直説法と言って、
日本語で日本語を教える形をとることが大半です。
ですから、外国語ができなければ、日本語教師になれないわけではありません。

しかし、学習者の母語の言語構造を知っていることは,
教える際にどこに気を配るべきかを把握するのに役立ちますし、
何よりも外国語の学習経験は自分が教える際に,
学習者の気持ちを理解するのに役立ちます。

ですから、必ずしもペラペラである必要はないが、
少しはできたほうがいいというのが本音でしょう。

私の場合、はっきり言って堪能な外国語は一つもありません

英語、仏語、ポルトガル語がサバイバルレベルでできる程度です。
アラビア語、ヒンディー語に至っては文字が読めるだけです。
 しかし、外国語学習経験が授業をする際に大いに役立っているのは確かです。
今後機会がございましたら、
ぜひアルファベット以外の言語を直説法で学ぶ経験をしてみていただきたいと思います。

Q:どんな資格が必要なの?
A:細かい点はWikipedia様の日本語教師の説明が詳しいので割愛しますが、
日本語教師は国家資格ではないので、
なろうと思えばだれでも日本語教師を名乗ることができます。

しかし、国内外の日本語学校や高等教育機関で働く場合は,
最低限、日本語教師養成講座で420時間を修了しているか、
日本語教育能力試験に合格している必要があります。

とはいえ、いきなり60万円近くもする高額な日本語教師養成講座に申し込むのは
早急すぎるというものです。

まずは身近な方に教えてみて、日本語を教える仕事が自分に合っているかどうか試してはいかがでしょうか?

ちなみに私は町場の日本語教師ですので、
日本語教育ではない文系の大学を卒業し、日本語教育能力試験合格と日本語教師養成講座修了しているだけです。


日本語教育業界は本当に高学歴で、
私の周りの先生方も博士や修士の方がたくさんいらっしゃいます。
でも、私は今のところ大学院進学は考えていません。

群馬県という多文化社会で日本語塾を続けていくには、
学位取得よりも、一人でも多くの方のニーズを把握することのほうが重要だと考えるからです。

まずは、ご自分がどんな風に教えてみたいのか、
そのためにはどんな勉強をしたらいいのか考えてみてください。

教える力を伸ばすには何よりも現場経験がものを言います。
ある意味「習うより慣れよ」です。

Q:どんなタイプが向いてるの?
A:以前★記事にも書きましたが
「体が丈夫」、「おせっかい」、「探究心」、
この3点は必須かと思います。

また、いろいろな国の方と接しますので、どなたに対しても偏見を持たずに接することができる人のほうがいいのはもちろんです。

そして、学習者は教師を通して「日本」という国をイメージしますので、
自分の国を愛し、誇りを持っている人が向いていると思います。
ただ、自国への愛や誇りは教えているうちに湧き出てくることもありますので、
始める時点ではそれほど心配しないでください。

私自身は自分自身を見失っていた時に
日本語を教えることで自尊心を取り戻した経験があります。
(詳しくは★私が日本語教師になったわけをお読みいただけると幸いです。)

Q:何から始めたらいいの?
A:身近な方で日本語を習いたいという方はいらっしゃいませんか?
まずは、その方とおしゃべりしてみてください。何かが見えてくると思います。

もし、そんな方はいないよ、という方は
地元のボランティア教室や日本語学校をのぞいてみてはいかがですか?
ボランティア教室なら未経験の方での敷居が高くありませんし
、どんな方は学びに来ているのか知るだけでも勉強になります。
無理せず、小さな一歩から始めてください。

Q:あさみけいこは、どうしてこのブログを書いているの?
A:私は自分自身が日本語教師になったことで人生が大きく変わった経験があります。
私は、昔の私のように、外国在住中に自分の存在意義とは何かなどと悩んでいらっしゃる方に、日本語を教えることで自分を取り戻し、
新しいステップに踏み込めた人間がいることをお伝えしたいのです。


このブログでは、私の限られた経験ではありますが、
日本語を教えるコツや現場での体験を共有することで、
日本語教育の楽しさを知っていただきたいと思っています。

そして今後は、日本語を教えてみたい方のためのレッスンや、
skypeを使った相談などもしていけたらと考えています。
 ご興味のある方がいらっしゃいましたら、
下のメルマガ登録をしメール講座や、メルマガにご登録いただければ幸いです。

とても長くなってしまいました。

ここまでお読みいただいた皆様、本当にありがとうございました。
心より感謝しております。
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