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「休まる眠りをお届けするお店」
ねむたやです。
夏に使われる
「接触冷感素材」の生地は
生地自体が冷たいわけではありません。
「熱が伝わりやすい素材」の性質を
利用することで、
触れると
「冷たく感じる」仕組みで
涼しく感じるようになっています。
ですので、
実際に「冷たい」わけではありません。
「熱伝導」とは
熱が高い部分から
低いところへ移動する現象で
例えば、
一時期流行った
「カチカチのアイスクリームが食べやすいスプーン」
熱が伝わりやすい素材(アルミ)で
作られたスプーンが
手の熱をアイスクリームに伝え、
その部分だけ簡単にすくえるという
商品です。
寝具や衣類で考えると
熱が伝わりやすい素材だと
(高い)体の熱が(低い)素材へ
と移動するため、
それが早く移動すればするほど
「冷たい」と感じるのです。
例えば、
同じ20度の状態でも
・もこもこのウールを触った時
・金属を触った時
で「金属の方がヒヤッとする」のは
この熱の移動が素早く行われるからです。
この、熱の移動のしやすさは
素材ごとに違ってきます。
【代表的な天然繊維の熱伝導率比較】
(数字が大きいほど熱伝導性が大きい)
ポリエステル 0.2
羊毛(メリノ種) 0.37
ナイロン. 0.38
絹(シルク) 0.44
綿(コットン) 0.54
レーヨン 0.58
麻(リネン) 0.63
空気 0.02
アルミ 236
鉄 67
木材 0.2
(単位 W/m・K)
なので、
アイスクリームスプーンとして
使うなら
カチカチに凍ったアイスを
早く食べてたい時は
アルミのスプーンで
手の熱を利用して素早く食べる
逆に
木のスプーンだと
手の熱が伝わりにくいので
カチカチのアイスを食べようと思ったら
固くて折れる・・・
でも、
溶けにくいので柔らかいアイスなら
ゆっくり楽しめる・・・
なんてこともあるかもしれません。
そして、
最強の断熱材が「空気」
と言われるのは、
空気の熱伝導性が
とても低いからなのですね。
羽毛布団が暖かいのは、
中の羽毛がたっぷりと
空気を含むからというのも
一つの理由です。
話を寝具に戻すと
春夏に使いやすい
「涼しい」素材として、
ねむたやでは「麻」を
おすすめしています。
先日、こんな記事も書きました。
麻は、天然の接触冷感素材とも
言われるほど
熱伝導率が高いのが特徴。
ポリエステル 0.2
羊毛(メリノ種) 0.37
絹(シルク) 0.44
綿(コットン) 0.54
麻(リネン) 0.63
例えば綿(コットン)とは何が違うの??
という
疑問を過去、スタッフも持っていたので、
今回、数字もご紹介してみました。
ただ、
この熱伝導性だけでは
「涼しさ」は決まりません。
あくまで一つの要素です。
生地の織り方や
水分の含み方、
他の素材との組み合わせ
表面の状態・・・・
など、
様々な要因が関わってきます。
それについては、
改めて記事にしますね。
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