こんばんは、依田眠子です。

自己紹介はこちら。


沖縄料理にハマっています。

昨日のランチはラフテーそば。



さて。辛くて書けなかった
「この恋を思い出して、今も泣いてしまう」
略して「この恋シリーズ」の続きを。
これまでのお話はこちら。
    


結婚前提で
付き合っているはずなのに
一向に話が進まない。

2012年末、彼は1人で帰省した。
来年こそは結婚したい。
ご家族にアピールするため、
私からのお土産を持たせた。
資生堂パーラー銀座限定の
手焼きクッキー。
老舗の味で勝負だ。

私:「ご家族の反応はどうだった?」
帰省から戻った彼に聞いた。
彼:「『資生堂ってお菓子もあるんだね』
って言ってたよ。」
私:「(資生堂パーラーを
ご存知ないの!?)
そう...お口に合ったかな?」
彼:「何も言ってなかった。
別に普通じゃない?
ちょっとバターが濃いかもだけど
このくらいの味、
どこにでもあるよね。
見た目も安そうだし。
これで5,000円は、
意味不明。

心を込めて選んだお土産に対して、
どうしてこんな酷い事が言えるのか。

「結婚できるなら、
我慢する。」
私は意を決して切り出した。

私:「ねえ、私今年35歳だよ。
結婚したい。」
彼:「うん...
結婚しないつもりで
付き合ってると思ってた。」
私:「え!?私の事好きだから
付き合って行こうって
言ってたよね?」
彼:「でも、
住んでも居ない家の
ローンを
払いたくない。
なんでお金がないのに買ったの?
賃貸で良いじゃん。
分不相応だよ!!
私:「賃貸より買った方が安いからだよ。
それに私が払うんだし
迷惑はかけないよ。」
彼:「でもそのせいで
貯金が無いんでしょ?
それに、眠子の家は複雑過ぎる。
うちの家族に
離婚している人、
ひとりも居ないんだよ。
あと、料理も下手だよね。
すぐに体調が悪くなるし。
オレ、
結婚するなら
料理上手で
元気な人がいい。
私:「(料理は梨の皮が剥けない所から
毎朝朝食が作れるまでに
上達したのに!
体調不良はあなたが部屋で
煙草を吸うからでしょ!)
そんな事言うなんて酷い...
私の事、嫌いになったの?」
彼:「嫌いでも
好きでもない、
普通。
これ以上ずるずるするのは
良くないと思ってる。」

私はたまらず
彼の家を飛び出した。
その後私から別れを告げ、
こうして2年8ヶ月に渡る
士業の彼との恋が終わった。

人生でこんなに酷い事を
一度にたくさん言われたのは
初めてかも知れない。

初めて相思相愛と思えた人を失い、
今すぐこの世から
消えてしまいたい気持ちになった。

でも、
これが全男性の本音じゃないだろうか。
誰だってリスクは負いたくない。
最後に本音をぶつけてくれた彼に
今はとても感謝している。

この恋を思い出して、
今も泣いてしまう
士業の彼