『パンドラの世界~産後ケアセンター』見終わりました。 | 眠いねこのブログ

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日本、韓国、中国、イギリスなど国を問わずドラマ好き。
見てみたら思った事をつれづれに書き込むブログです。

いやー、面白かった。
出産に関わることのない年齢なもんだから、
今時の日本の出産事情もよく知らないけど、
今の韓国ってこうなのねー。


韓国は、出産は病院でするけど、3~4日で退院して、その後「産後調理院(産後ケアセンター)」に入るそうなんですね。
この施設は母親の体の回復を助けるのと、突然死など危険の多い新生児の命を守るという両方の機能を持っているんだそうで、1990年代終わり頃に出来たんだそうな。滞在期間も2週間以上なんだって。
日本にも世田谷区立産後ケアセンターというものが、2008年に出来ているらしいですよ。
でも、ドラマの中のセレニティはセレブな方が入るような高級なところみたいですね。


ドラマは出産を扱ってますけど、
出産&育児に限らず押し付けられた価値観に苦しめられてる人々へのドラマだなぁと感じました。

出産育児に関しては、その押し付けが悪気無しで「良かれと思ってのアドバイス」として他人へ発射されがちだよね~と思いながら見てました。

大多数の女性は出産育児を経験しているものだから、先輩面((^_^;)\('_'))して注意したりダメ出ししがち。
各自の事情は違うんだから、放っておいてほしいよね。で、助けを求められたら初めて手助けしてくれたら「パイセン!」って尊敬できるんだけどねー。

子供を生んだ瞬間から可愛いと思う親ばかりじゃないだろうし、妊娠してるからって仕事を休める人ばかりじゃなだろうし。
出産して育児に専念できる人ばかりじゃない。

1人の人間として生きてきたのに、出産したことによって、その人格が無くなって「母親」という別人格にさせられるみたいな感覚になってしまう。
女性って、ホントに何度も選択を迫られる事が多いなぁって。。。

各個人の事情によって違って当然なのに
どーしてお母さん達は、決めつけられなきゃいけないんだろうね。


それと、面白かったのが奥さんが出産したての旦那さん達!
そーなんだねぇー。
何をやっても奥さんは気にくわないだろうし、
不安だから側にはいてほしいし。😆
ホルモンバランスの乱れも激しい女性の側にいなきゃいけない男性陣の苦労もコミカルに描かれていて「なるほどねー」と感心しました。





オープニングでオ・ヒョンジンが三途の川を渡りかけた時は「こんなオバチャンがヒロイン?」と驚きましたが、以前拝見していたドラマ『操作~隠された真実~』にも出演されていたオム・ジウォンさん。


バリキャリの時は真っ赤なルージュが似合っていて

出産後は
こんなです。😁
妊婦に見えるように体重も増やされたそうで。


そして、ヒョンジンとは真逆の
母親界のカリスマ チョ・ウンジョン役には
パク・ハソンさん


「どこかで見たよね」と家族が話していて
「これでしょ!」

『トンイ』の廃妃にされた仁顕王后。
その後、チャン・ヒビンが失脚して復権しましたけどね。
あとは、『TWO WEEKS』にも出演されてましたがどちらの役も幸薄系でしたよね。

今回は母親界のカリスマのママとしての
嫌みな演技がしっくりきていて、やな感じ~って思って途中まで見てました。
けど実は全部我慢していた女性だったので「やっぱ幸薄?」って思ったけど最終的には自分の幸せを掴みとろうと踏み出せたのでホッとしました。



ヒロインの年下の旦那さん役はユン・バクさん
サーチ~運命の分岐点』ではあんまり好きな役柄ではなかったけど、今回は奥さんを愛する優しい男性がとても好感もてました。


ヒロインの脳内想定未来でのコミカルな演技もメチャメチャ振り切れてて楽しそうだったしね。


そうそう、脳内で行われる
ベビーシッター獲得の為の闘いとか
結構演出も面白くて、8話と短い中にも
色々詰め込まれていて楽しめました。
脚本と演出が良かったドラマって感じですね。



登場人物もそれなりにいたけど、
とっ散らかってなかったし。


このドラマ、もう少しで見ずに削除するところだったの。
出産にあんまり興味なかったし、母親ヒエラルキーの話かと思って。でも、話数が少ないし見てイマイチなら消すかと見てみたところ意外性がある出だしで面白くて。

ホント、こういうことがあるから
ドラマって見てみないと分からないのよねー。
自分が楽しめる作品かどうかって。

さ、HDDとの闘いはまだまだ続くけど、
可能な限り削除しないでいい作品にたくさん出会いたいな。☺️