肉食系大学院生(博士課程)の読書メモ -6ページ目

猫―クラフト・エヴィング商會プレゼンツ

肉食系大学院生(博士課程)の読書メモ-猫

猫 ― クラフト・エヴィング商會プレゼンツ
有馬 頼義, 猪熊 弦一郎, 井伏 鱒二, 大佛 次郎, 尾高京子, ほか
中央公論新社

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私は猫が好きです。
なんとなく帯に魅かれて買ってしまいました。
昔から猫馬鹿な人と猫の関係性は変わっていないようです。

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猫に魅せられた作家達の随筆集。昭和29年刊行の本の復刻版。

谷崎潤一郎、井伏鱒二、柳田國男など
歴史に名だたる錚々たる作家、学者たちもやはり猫バカだったのだなあと思うと、
なんだかちょっと身近な存在に感じられました。

一番好きだったのは、
坂西志保の「猫に仕えるの記」。

人間は猫を飼っているのではなく、
人間が猫に飼われているのです。

んー、そうかもしれないなぁ。

王様の速読術


大学院生(博士課程・猫好き)のブログ-王様の速読術


王様の速読術
斎藤英治

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自分に必要な情報をいかに素早く、多く吸収するかという課題は、
情報の氾濫する現代を生き抜くキーワードであります。

僕も博士学生として、
最新の専門書・学術論文や、自分と関連する別分野の書籍など
たくさんの文献を読みこなし、仮説立案&実験し、
論文としてまとめあげなければいけません。

また、大学以外でも、
とある難関資格を取得するための勉強をしているので、
そっちの勉強にも生かせるように、
今回は自分に必要な本を効率的に読むためのスキルに関する本を読んでみました。

この本は、とある人のブログを読んで紹介されていて良さそうだったので選びました。

感想としては、
なかなか実践的でいい本だと思いました。
フォトリーディングの技術、アウトプットの技術に関して、
他の本でもうちょっと補強すれば、
かなり強力な情報処理ツールになると思います。

あとは反復練習あるのみ。

ーーーーー以下メモ

読書の重要性に関しては省略

★前提条件

 本を読むための目的を明確にしておく

★基本プロトコル(インプットに関して)

①プレビュー5分
 表紙、帯、目次、画像(ビジュアル情報)などを眺めて本の構造、重要な論点を把握する

②全ページ写真読み5分
 本自体のキーワード、自分のキーワードのみを追っていく。
 画像で把握。
 見開き2ページ30秒程度。 
 cf).パレートの法則(80:20の法則)

③スキミングで全文を20分でよむ
 これまでの10分で把握したことを元に、全体を把握しながら重要な部分だけすくいとる
 読まない部分は不要なのではなく、重要な部分(2割程度)から推測可能な部分(8割程度)である

以上を反復練習。


★インプットした情報のチェック、復習
 本の文字数を概算し、1分あたりの読書量を計算してみる。
 9時間以内にもう一回見直すと定着力上昇

★復習に関して
 基本的には、マーカーを引いた重要な部分だけをひたすら繰り返す。
 完全にインプットした記憶をアウトプットすることで完全に定着させる。

★アウトプット
 ブレインマッピング
 人に話してみる
 白い紙にイラスト付きで表現してみる
 とにかく、五感の多くを使って記憶にアクセスするほうが効率的

★情報を自ら発信することで良循環サイクルができる

Steve Jobs スタンフォード卒業式のスピーチ

Apple社の創始者Steve Jobsがスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチ。

http://jp.youtube.com/watch?v=qQDBaTIjY3s&feature=related

3つの話

①点を繋げる Reed the dots

先を見て「点を繋げる」ことはできない
出来ることは、過去を振り返って「点を繋げる」ことだけなのです。
だから将来その点が繋がることを信じなくてはならない
根性、運命、人生、カルマ、何でもいいから信じること
点が繋がって道となることを信じることで心に確信を持てるのです。
たとえ人と違う道を歩むことになっても。
信じることですべてのことは間違いなく変わるのです。

②愛と喪失 Love and Lost

人生ではレンガで殴られるようなことが起こることがあります。
信念を失ってはいけない。
私は自分のやったことを愛せたから続けてこれたんです。
皆さんも自分の好きなことを見つけなければいけない。
それは仕事でも恋人でも同じです。
人生で仕事が大きなパートを閉めていくだろうけど
本当に満足する唯一の方法は、すばらしいと信じる仕事をすることです。
偉大な仕事をする唯一の方法は、あなたのする仕事を愛することです。
まだ見つかっていないなら、探し続けること、止まらないこと。
心の問題と同じで、見つけたときはわかります。
そしてすばらしい関係のように年を重ねるごとによくなっていきます。
だから見つかるまで探し続けること、止まってはいけない。

③死 death

死を意識することは人生において大きな決断をする価値基準となる最も大切なことです。
何故ならほとんど全て、外部からの期待やプライド、恥や失敗への恐れ
これらは死によって一切なくなるのです。
あなたが死を意識することが、失うことを恐れない最良の方法なのです。
あなたたちは既にありのままなのです。
思うままに行動しない理由はないのです。

死は我々が共有する最終地点なのです。
誰も逃れることができないのです。
そしてそうあるべきなのです。
死は生における最も優れた創造物なのだから。
それはせいに変化を起こすもので、
古きものを消し、新しきものへの道を作るのです。

今、新しきものは君たちです。
しかし、そう遠くない未来に君たちも古きものとなり消えていきます。
君たちの時間は限られている。
だから無駄に誰かの人生を生きないこと。
ドグマに捕らわれてはいけない。
それは他人の考え方と共に生きるということだから
他人の意見というノイズによってあなた自身の内なる声、心、直感をかき消されないようにしなさい
最も大事なことは、あなたの心や直感に従う勇気を持つことです。
それから内なる声、心、直感はどういうわけか
君が本当に何になりたいのか既に知っているのです。
それ以外のものは二の次でいい。


最後の言葉

Stay hungry, stay foolish (ハングリーであれ、バカであれ)