肉食系大学院生(博士課程)の読書メモ -5ページ目

すごい会議

肉食系大学院生(博士課程)の読書メモ-すごい会議

すごい会

Management Coach(株)代表 大橋禅太郎
大和書房

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本のタイトルと帯に魅かれて買いました。
コーチングの理論を、組織における会議、ディスカッションの場に応用。
すごく面白い本でした。

組織として何かを達成しようとするときに、
達成しようとする目標が高ければ高いほど、
困難な壁に何度もぶつかるはずです。

そういうときに、
どうやって解決すればいいのか、
どういう頭の使い方をすればいいのか、
どうやって各人のモチベーションを高めるのか。

答えのない問題に対して、
自分の脳味噌を最大限にクイエイティブにして、
問題を解決するプロトコルが示されています。

僕はこの方法論を、
研究チームのマネジメントや、
ディスカッションの場で応用してみたいと思います。

組織のマネジメントだけではなく、
自分自身における課題の発見、解決にも
十分応用できる方法論だと思います。

ーーーーーー以下メモ

前半は筆者の体験記。

前半を読んでモチベーションをあげて、
後半の具体的方法論を学び、
もう一回前半を読んで復習するといいと思います。

会議の手順(質問)

◎会議の前に
・会議で達成したいことを明確に(文章で書く)
・誰を会議に呼ぶかを考える

◎会議
・いま直面している問題は何か?
・「どのようにしたら~か?」に置き換える
・言えない問題は何か?(問題が出尽くしたその先に出てくる問題が最重要)
・あなた自身のひどい真実は何か?(自分自身のキャラクターを把握、ひどい真実を推進力に換える)
・これからの6~12か月でチームが達成する成果は何か?(今のやり方ではできない目標/戦略的フォーカス)
・最も効果的になるように各パートの配役を決める(期待の合意)
・コミットメントリストの作成

◎最後に
・いまから1ヵ月以内に、自分の起こす一番大きなインパクトは何か?




自分的重要キーワード

自分的重要キーワード

僕の情報レセプターが反応するキーワード群。
つまり僕が知りたいこと。

僕が今まで面白いと思った事項、読んできた本、学んできたこと、友達との会話で盛り上がったこと等から総合的に判断しました。本当はもっと多いかも。

随時更新。

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ブラフマンの埋葬

 
肉食系大学院生(博士課程)の読書メモ-ブラフマン

ブラフマンの埋葬
小川洋子
講談社

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筆者の「博士の愛した数式」が結構好きだったので読みました。
とても読みやすい本。

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「僕」と、ある日裏庭で出会った動物「ブラフマン」との生活の話。

ただ淡々と生活の様子が僕の一人称で語られるだけなのですが、
それがさわやかでいてどこか儚く哀しい。

あたりまえだったはずの友達と、
それを失ったときの空虚感が、
ずしりときました。