情熱の試合
こちらのカードは10月の大須のお祭りで組まれていたのですが、その時は雨で中止になってしまいました。
脇田君もこの1年、中々思うような試合ができなかったり、出場が決まっていたBRAVESを負傷で欠場になったりと社会人、プロレスラーとして壁にぶつかった1年だったと思います。
だからこそ、今年中にやっておきたかった試合でした。
脇田君も悔しい思いをしたと思いますが、自分も空回りしました。
うまくは説明できないんですが、何か色々な事にアジャストできない感じでした。
これが逆になるぐらいガンガン来てもらって「上手い風」でもなく「戦ってる風」でもなく、自分自身、お客さん、対戦相手に魂と気持ちをさらけ出し、表現できるプロレスラーになって欲しい。
次試合をする時は、肉体と技術に裏打ちされた上での情熱の試合をできる事を楽しみにしています。
ビターテイスト
先日久しぶりにお会いした、元IWAジャパンさんの押江営業部長とスタッフの江原さん(お二人に許可をいただいて写真を掲載させていただいております)。
久しぶりにお会いできて本当に嬉しかったです。
自分がIWAジャパンさんを好きだった理由のひとつに
「大人のフロント」
の方が多かったという事があります。
BRAVESも含めて、今のインディーズ団体には大人のフロントの方がいなくなりました。
かつて、インディーズ団体でもフロント、スタッフの方々は、ファン(自分はお客さんの事を“ファン”と呼ぶのは上から目線みたいで好きではないのですが、ここはそう表現した方が分かり易いと思うので、あえて使わせていただきます)からいつの間にか内側に入ったのではなく、ちゃんとした段階と経験を積んでからフロント、スタッフになっていました。
選手が入門テストに合格し、道場に入門して修行を積んでからデビューするという過程を踏んでいたように。
SPWFの時はフロント志望者の子たちも自分たち選手と一緒に道場で生活をしていました。
・・・ぜ、全員辞めてしまいましたが(^_^;)。
「大会」ではなく「興行」。
試合は選手に任せて、締める所はピシッと締める。怒る時はちゃんと怒る。
選手とはナアナアではない関係が心地良くもありました。
自分はその中で、礼儀作法や業界のしきたり、ルールを学んだりしていきました。
そこでの経験は今BRAVESをやる上で物凄く役に立っています。
BRAVESも今は若いスタッフが多いですが、自分がかつて学んだ事を教えて、選手、スタッフ、お客さんがそれぞれ尊敬し合えるプロモーション、雰囲気作りを心がけていきたいです。