炙亀板の亀ブログ

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亀のまいにち

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新型病毒騒動はなかなか収まる気配がない。

が、今回の新型病毒だけでなく、

今までもかなり強烈な病毒やら細菌による感染症はあったわけで。

それらの病原体の一部は根絶されたけれど、

手を変え品を変え、病原体は私たちを脅かしてきたこと、

忘れちゃっているんだろうかと思う21世紀の人たち。

 

で、感染を防ぐ生活をしましょうとかで、

「新しい生活様式」なるものが推奨されているらしい。

はあ。食事の時はおしゃべりせず食べることに専念する?

いやそれ、幼稚園の頃から教え込まれていませんか?

食事の時は楽しくおしゃべりしながら、って、それもいいけど、

そういうことって、欧米のライフスタイルが持ち込まれて広がったんじゃないのか?

で、並ぶときは距離を取る?大皿は避けて料理は個別に?

大陸とか欧米で大流行したのもわかるような気がする。

だって、ここに書いてあることほとんどやっていなかった場所じゃん。

 

日本でも患者が出ているとはいえ、大陸や欧米の比ではないのは、

そのライフスタイルにもあると思うと書いたことがあるけれど、

生活の中に清潔さが取り込まれているからなんだと思うわけだ。

まあ、あんまり潔癖で清潔過ぎを追求するのもなんだけど、

清潔でいられる環境があることを知るべきだろうね。

大体の場所には手を洗うことができる設備があり、きれいな水が出る。

それができなくなるかもしれないことも考えて欲しかったりするのよね。

 

新しい生活様式を取り入れるべき人はとり入れたほうがいいし、

すでにもうやっていますって人はそのままでおけ。

ここで「没個性だから反対!」って言う奴がいたら出てこいや。

人として最低限必要なことがあるってことだって、アタシに説教されるだけだけどな。

 

ぢゃ。

 

もんもう、と入力して文盲とは出てこない。

今では死語になっているのだろうか。

 

学校が休校になっている昨今、新しい学び方にチャレンジする機会となっている。

しかし、世界中でそれを効果的にはたらかせるにはまだまだ遠い。

今までの対面式の授業から、ハイテク技術を使った学びへとシフトするのは

いいことだと思うけれど、学びの場に集まることが知識を手に入れるだけではないことを

改めて知る機会になっているならいいんだが、ハイテク技術を使うことが

素晴らしい教育‼みたいに礼賛する人たちには同意できない。

 

と、いう今回の教育についてはまた改めて書くけれど、

世界中の子供たち、まあ大人も入れてもいいと思うのだけれど、

学びの機会は平等であることを願わずにいられない。

 

日本では、一応義務教育がしっかりしていて、理由があって学校に行かない、

或いは行けない子供たちはいるにしても、教育の機会は等しく与えられている。

他の外国では、その機会がないことがあり、ある程度の年齢まで文字を知らない人、

自分の名前の書けない人もいたりするのである。

 

文字を知らないというのは生きるために必要な情報を手にできないことでもある。

本を読もうにも何が書いてあるかわからないわけで。

さっき、義務教育の話を別のところで書いていて、ふと上海時代の主婦の友達を思い出した。

日本人、というか、大陸に住んでいる外国人の奥方は大体アイさんと呼ばれるお手伝いんさんを雇っていて、

買い物や洗濯などの家事をやってもらうことが多かった。

言葉がわからない場所での生活のスタートにはアイさんの存在は大きいのだが、

これが結構トラブルのもとでもあったりする。これもまたどこかで書こうじゃないの。

 

文字が読めないトラブルをちょっと書いてみると、アイさんたちは大体田舎から出稼ぎに来ているので、

教育を受けていないことが多い。学校に行きたくてもいけないまま大人になった人たちもいる。

主婦仲間のところで雇われていたアイさんはまさに「文盲」、文字が読めないことで

この主婦仲間が驚くようなことをいろいろやってくれたらしい。

 

例えば、食器を洗うための洗剤を買いに行かせたら、床の掃除をする洗剤を買ってきたり、

洗濯洗剤を頼んだら違うものを買ってきて、それを使って大変なことになって、というのを時々聞かされた。

「契約する時には、まさか、字が読めないとは思わないよねえ」。

まあ確かに。エージェントが契約書にサインするわけだからなあ。

 

われわれ日本人は、大陸の人たちが皆漢字を駆使してコミュニケーションしていると思いがちだが、

それができない人たちもいる。

病院にいた頃、患者さんにアンケートを取ることになって、「学歴」の箇所、

いろいろな選択肢の最後に「無」と書かれていてたまげたことがある。無??

 

というわけで、長くなったけど、基礎教育は大事。

漢字が書けないことやへんちくりんな言葉を使うことでテレビに出ている芸能人もいるけれど。

 

大人になってから困るからな。

 

ぢゃ。

 

 

お友達が今日からファスティングとやらをするということなので、

ちょっと注意書き程度に。

 

実は私もこれやったことある。

病気があることがわかって、ひとまず周りの人に話をしていたら、

いろんな人がいろんなことを言いながら連れていかれたのが、

このファスティングとやらを勧めている人のところだった。

 

「身体に溜まっている毒を出して、きれいになったところに有害物質を入れない」

という、この手の人たちがよくいうセールストークでかなり高額な「用品」を購入し、

決まった方法で酵素のドリンクとタブレットを食べるやつ。

病院を決める前でもあったので試しにやってみたのだが、

これはこれで面白い経験ができた。だからこそこうやって書いているのだが。

 

まず、毒を出すという言い方。みんな大好きデトックスだけど、

これは正式な医学用語ではない。第一、毒の定義ってみんなわかってないだろ。

まあ、人体によろしくない状況をもたらすもの、ぐらいに思っているだろうからひとまずそのままで。

 

人体は常に不要なものを出すようにできている。

そのサイクルが失調して出るべきものが出ないということは往々にしてあるけれど、

同時にため込むことで生き延びてきた歴史もある。

過剰にため込んだものは非常時のストックにはなるんだけれど、

平和な世の中ではそんなに必要なかったりするからね。

 

うちの業界的にいえば、春は芽吹きの季節ですべてのものが外に向かって動き出す。

夏は芽が育ち成長して花を咲かせる季節。代謝が活発になる時期だ。

秋は実がなって収穫し、冬はそれを蓄えておく季節と考える。

と、冬は秋の実りを次の春まで蓄えようとする季節なので、様々なものが内向きになる。

ということは、何かを出すという行為は自然の摂理に反することになる。

せっかく生き延びるためにため込もうとしてるのに「出せやオラ」って無理矢理出させるって。

 

実際、冬場にファスティングとやらをやって、身体を温めるエネルギーが不足して

手足が冷えて倒れそうになっている人を見たことがある。

温かいものを飲むように勧めたら、そこにファスティングを指導している人がやってきて塩水を飲ませていた。

まあ、冬ですからねー。塩ってのもわからないでもなけど。

汗と一緒に電解質が流出するんなら塩水もありだけど、どっちかって言うと砂糖水とかじゃないのか。

 

私が勧められたタブレットは「30種類以上の野菜や果物の酵素が云々」という謳い文句だったような気がする。

私に勧めた人はそれをバリバリ食べながら「ファスティングたのしー!」「全然辛くなーい」と嬉しそうだったが、

固形物を食べなくても、甘い味のするタブレットをバリバリ食べていたらそれなりに食欲は満たされるだろうから、

辛くないのは当然なんだよ。辛いのは空腹感なんだから。つまり飢餓感。生命を脅かすものだからね。

 

それから、ファスティングを始めると頭痛がすることについても、彼女たちなりの解釈を聞かされたが、

要するにエネルギー源がなくなって、脳にエネルギー行かないから注意信号を出してるってことかと思うんだけどね。

現金収入がなくなったから貯金を取り崩すってのが原理だけど、

現金なくなってすぐ銀行に行けるわけじゃないのと同じで、「ちょっとー、パン買いたいのにお金ないわよー!」って

言ってるようなもんだわね。

 

冬に比べたら今どきのほうがファスティングには向いているかも。

春は解毒の季節です!って書いている本もあるけど、

それも純粋な中医の考え方ではないし、西洋医療の考え方ともちょっと違う。

 

まあ、私もそれで4キロやせたし、上記の塩水飲まされていた人も「お肌つるつるになった~」って

言っていたけれど、今日みたいに暑くなると、脱水症状から痙攣起こしたりしかねないから、

適度に塩分・水分・糖分を摂らないとね。

イオンドリンク会社の回し者じゃないけど、電解質の補給は結構大事。

 

中医学とか漢方のことを知ってファスティングするとまた面白いかもね。

私と一緒に西洋医学的な観点から見てくれるお医者さん大募集。

ダイエットの話もまたいつか書きましょうかね。

 

ぢゃ。