認知の父 | BREATHbyBREATH(ひと息ひと息)クリパルヨガとフェニックス ライジングヨガセラピー

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東京都小平市在住のクリパルヨガティーチャー。
クリパルヨガ、ママヨガ、チェアヨガ、フェニックスライジングヨガセラピープラティクショナー。
BREATHbyBREATHは私がヨガティーチャーを始めた時から大切にして来た思い。

今日は北海道で妹夫婦と一緒に住む父に電話をした。
父は中程度の認知症と診断されている。
昨年11月に母が亡くなり妹夫婦も働いているので日中1人になりがちな父に妹達の助けになればと電話をするようにしている。

父は電話をすると自分が認知だと思われないように話しをする。{認知症の人には良くある行動〕

昨年母の葬儀の後に「出来るだけ運動をして健康に気をつけて妹達に迷惑をかけないように元気でいようね」と話した。
父はそのことを覚えているようで、電話をすると「これから散歩に行くところだ」と言う。
こんな時で無ければそれは『頑張ってるねぇ』と言ってあげられるのだけど、今は外出はなるべく控えるべき時だ。なかなか「いいねぇ!頑張ってるね!」とも言えない。

おまけに父は糖尿病も患っている。重症化のリスクが高い。

そして認知症。
手洗いうがいを本人は「ちゃんとやってるよー」と言っているが、それが出来ているのか怪しい。


いつも電話の最後に「陽気が良くなったらそっちに遊びに行こうと思っているんだよ」と言う。
父は認知症と思われたくなくこの時期の会話に適切なのはこの言葉だと過去の経験から言っているんだと思う。

しかし、今それを言うのは甚だおかしい。

今なら『この騒ぎが収まったらそっちに行きたいと思ってる』が適切だ。

今現在の世の中のことどれだけ理解できているのだろう?

私に出来ることはそれを理解させることよりも、
とにかく出かける時はマスクをして出かけたら手洗いうがいを丁寧にする。
そのことを忘れさせないようにすること。

何を行動するべきかを覚えて実行してもらうこと。プライドを傷つけず理解する様に話さないとならない。親子だとつい言いすぎてしまう時もあるのだけど…