【イエローカードシリーズ過去記事】
第1話 とうとうこの日が
第2話 帰宅願望
第3話 頼りになるケアマネさん
第4話 私の気持ち
第5話 翌朝の母の様子
第6話 看護師さんからの情報
ショートステイの看護師さんが快く母の様子を話してくださり、
私の質問にも面倒くさがる事なく答えてくださったのでとても助かりました。
さて、お次は主治医にお薬変更の相談をするべきかどうか。
ここは窓口であるシルバーデイケアの婦長さんがどう判断するかがキーポイントになります
以下、婦長さんとの会話です。
挨拶から始まり本題に・・・
あのですね、実は母が自宅で興奮状態になることが多くなってきたんですが、そちらでは・・・?
ぜんっぜんないのよ!すごく頑張ってる!
え、そこまで言うと逆にどうなの?って気も・・・
あ、そ・・・それはよかったです。ショートでも今までは大丈夫だったようなんです。
ただ今回のショートでちょっと問題行動があったようで、お薬を変えてもらうべきかご相談したかったんです。
それはどういう内容だったの?
そして、その問題行動に明らかな原因はあったの?
(看護師さんから聞いた一部始終を話す)
ふっ、それはね、
ショートの悪口を言うようでなんだけど、全部ショートが悪いわよ。
そりゃあ、夜勤が1人で大変なのはわかるけど、帰宅願望で騒がれたくらいで家族に迎えを要求するなんておかしいわ。
だってご家族は、なんらかの用事だったり、介護疲れだったり、なにかしらの理由があるからショートに預けてるのよ?
それなのに、帰りたがってるから迎えに来てだなんて。
しかもね、〇子さんの帰宅願望の理由だけど、
いきなり大勢の人が帰ってしまって、その中に自分の仲良しがいたんでしょ?
帰りたくなって当然じゃない。その気持ちが叶わなかったら興奮だってするわよ。
そんな誰が聞いたって明らかな理由があるのに、それで薬を変えちゃったら可哀想よ。
薬を変えるのは、なんの理由もないのに怒り出した時で十分。
それにね、〇子さんはちゃんと自分で反省してみんなに謝ってまわったんでしょ?
〇子さはまだまだそういう気配りができる人なのよ。
なのに、そんな1度くらい強い帰宅願望が出たからって、今後の受け入れ不可をご家族に匂わせるなんて。
今後同じ事がまた起こるかなんてわからないし、起きたとてショート側が対策すべきことよ。
あのね、娘さんは全然気にしなくていいわ。
本当に受け入れ不可になるならまたなにか言って来るから大丈夫。
それを向こうから言われるまでは、娘さんから動くことなんてぜんっぜんないのよ。
じ、じゃあ、私は母が帰って来てもそのことには一切触れず、
「6日間、よく頑張ったね」って褒めてあげればいいんですかね?
そうよそうよ。それでいいの。ショートに言われたことなんて気にしちゃダメよ
わかりました。ありがとうございました。
と、こんな感じ。
しかしまぁ~理路整然と一気にベラベラと。。。
もちろん家族からしたら、こんな嬉しいアドバイスはないんですけどね。
どうも・・・
この・・・
私のクサレセンサーがね。
他のクサレ被害者さん達はどうでした?
だってほら、あの人種って人を批判させたらピカイチでしょ?
どうも「それ」とかぶってしまうんですよね。
確かにショートの対応は安直だったかも知れないけど、
いくら致し方ない理由があったにせよ、あんなにゴネるのはやっぱり認知症ならではだと思う。
どんなに優しく接しようと、気持ちをそらそうと、とことん捻じ曲げるのが認知症。
私はショートの人を責められないわ。
母がどんなに頑固で、どれほどの曲折をするか知っているだけにね。
ただ、みんなに謝罪してまわった母の勇気というのは本当に評価すべき点だと思う。
健常者でさえ、それをできない人はたくさんいるのだから。
とりあえず婦長さんにあそこまで言われては様子見するしかないですね。
まずは次回のショートを無事に乗り切ってくれることを願うばかりです。
つづく