猫伝染性腹膜炎の治療方法-皮下注射(準備する物)
こんにちは、猫でんちです。
今日から何回かに分けて猫伝染性腹膜炎(FIP)新薬の治療を行いながら、猫ちゃんのご家族が不安だなと感じるであろう「注射」についてお話しようと思います。
本来ならば動物病院に行き獣医師さんに注射を打ってもらうことが最も最善の方法ですが、長ければ12週(3ヶ月)近く病院に毎日毎日同じ時間に訪問することは難しく、猫ちゃんにも飼い主さんにも負担が掛かるかと思います。また、動物病院の状況によっても毎日の注射は難しく自己注射をお願いする病院もあるかと思います。毎日同じ時間の訪問に協力的な病院ならば良いですが、理解していただけない場合に新しく病院を探すことも難しいということが現状です。。
そのため海外の場合、お家で飼い主さんが直接猫ちゃんに注射をしているという状況がほとんどというのが過言とは言えない程の状況ですが、初めて行う大切な家族に直接注射をするということは、かなりの重労働と感じる人が多いということも事実です。
この製品については、要領を掴めば数日の間で注射の仕方に慣れることができるかと思います。(もちろん、、大切な家族に毎日毎日注射を打つことは心が痛むことです)
もし自己注射をしなければいけないという状況になった時のために
とても重要かつ分かりにくい部分も多いGS-441524の注射治療の基本的なことを、より理解し注射を扱えるように4回かに分けて説明して行きます。
FIP 皮下注射による治療1、準備する物
注射器、ネックカラー、アルコール綿、猫ちゃんが大好きなおやつ、保定するもの、バリカン、体重計
○注射器
担当の獣医師さんと相談し、注射器を準備していただければと思います。
猫ちゃんによって痛がったり痛がらない注射器が違ってくるので、この注射器がお勧めということは言い難いですが、猫ちゃんに合う(あまり痛がらない)注射器を実際に使用しながら見つけてあげることが大切かと思います。
参考までに!注射針の太さはゲージ(G)と呼ばれる単位で、値が大きいほど注射針は細くなります。注射針の太さは31G < 30G < 26G < 23G ….このようになります。
注射針が細い程、皮下に刺す際には痛みを感じにくいですが、お薬を入れる時間が長くなり大変です。また注射針が太い程、皮下に刺す際に痛みを感じる可能性が高くなります。
シリンジ容量は値が大きくなるほど注射の時間が短くなります。これはピストンの圧力が大きくなるためですが、注射液の容量が0.7~0.9mlという場合ほぼ1mlをシリンジに入れないといけないということなので、1ml用よりも2ml用を選択する方が良いかもしれません。
〇ネックカラー
注射液は粘り気があり且つ酸性なので、かなり痛い注射の部類になるため注射を打つ際に猫ちゃんの反抗がかなりひどいです。。飼い主さんが注射を打つために猫ちゃんを固定している手を噛む場合もあるので、ネックカラーを着用して注射を打つ方がはるかに楽にできるかと思います。また、注射部位を舐めないように防ぐ役割もあります。
〇アルコール綿
注射部位を消毒する時や、注射が終わってから擦ってあげる時、薬が入っている瓶(バイアル)を拭く時等に役立ちます。
ドラッグストアや100円ショップ等で簡単に購入することができます。
〇猫ちゃんが大好きなおやつ
普段温厚な猫ちゃんも注射を打つと怒ります。。注射を打ったご褒美に大好きなおやつを思う存分あげてください!大好きなおやつを食べているうちに怒りが収まるかと思います笑
〇ブランケット等の保定するもの
体調や猫ちゃんの個性によって、脚を激しく動かす子たちにはブランケットや大きめのタオル等でしっかり包み注射部位だけを出して注射を打つ方法もあります。
また、オンラインサイトに保定するものも売られています。
〇ペット用バリカン
注射を打つ部分がはっきりと見えるようになる、注射液が漏れている確認を容易にする、炎症の早期発見等のため、毛によって炎症を大きくさせないため、注射治療を決定した猫ちゃんは背中全体を剃ることをお勧めしています。
〇体重計
投薬量は体重によって変わってきます。薬の血中濃度を一定にさせるため正確な投薬量の計算のために毎日計測してください。
次回予告>>薬を注射器に入れる方法
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