猫伝染性腹膜炎の治療方法-皮下注射(注射を打つ)
こんにちは!猫でんちです。
今回は待ちに待った!? 注射を打つ方法についてのお話です。
前回と前々回で準備するものと注射器に薬を入れる方法についてお話したので、この記事を初めて見る方はよろしければ参考にしてみてください ^^
FIP 皮下注射による治療3、猫ちゃんに注射を打つ
これで準備するものは全て準備ができ、注射器に猫ちゃんの体重や病状に合った量(*投与量は必ず一緒に相談して決めてください)を入れたら、後は注射を打つのみです!
とは言うものの、ここからが本当に大変な作業です。。ではひと工程ずつ猫でんちと一緒に頑張っていきましょう!
注射による猫伝染性腹膜炎新薬の投与は「皮下注射」で行っていき、筋肉と皮膚の間の空間に注射を刺してあげることが皮下注射と言います。
では皮下注射を上手に行うためにはどのようにしたら良いでしょうか?
答えは、皮膚と筋肉の間に充分な空間を作ってあげることです。
では、実際に注射を打っていきます!
1、利き手の反対の手で三角テントを作る
下の写真のように2本の指で猫ちゃんの皮膚を厚く掴み上げると、皮だけを引っ張っている感覚があるかと思います。皮で三角テントの形を作り、テントの中に十分なスペースができるようにしてください。この部分に注射を打っていきます。
2、注射部位にアルコール消毒
テントを作ったら、テントの三角形の部分にアルコール綿で消毒をしてください。
ポイント!長毛や剛毛な子たちの場合、注射針が皮膚の中に入っているかどうかが良く見えない場合があります。アルコール綿でよく消毒をしてあげると毛が濡れて注射部位が見えるようになります。
3、注射針を刺す
注射針を刺す角度はかなり下や上に向けるのではなく注射針の穴が上に開いている方を空に向けるようにしてください。
では注射を刺す部位を再度確認して注射針をテントの中に刺し入れてください。
猫ちゃんの皮膚は思ったよりも厚いので人に注射をするようにすーっと入っていきません、若干ぐぐっと皮を突き破る感じがします。
ポイント!注射針を刺す時は大変かと思いますが、一気に素早く刺すようにしてあげるようにしてください。優しく入れてあげようとすると、むしろ猫ちゃんにとっては痛みが強く感じます。
注射針は深く最後まで入れる必要はありません。むしろ深すぎるとテントの反対側から突き抜けてしまうことがあるため、針の真ん中あたりまで入れられれば十分です。
4、上手く注射針が刺せたか確認&投薬
ピストンを軽く引き、ピストンが元の位置に戻るか確認してください。
これが皮膚の中に上手に入ったという証拠になります。
もし血が出てしまったり、ピストンが引っ張られたままの場合は注射を抜いて再度挑戦してみてください。
最後にピストンをぎゅっと押して薬を注入すれば注射の終わりです。
5、注射部位を揉む
注射が終わったら、アルコール綿で注射下部位をぎゅっと押したり軽く揉んでください。
6、猫ちゃんを褒める
あとは猫ちゃんが大好きなおやつもあげてたくさん褒めてあげてください。
怒っている猫ちゃんでもおやつをきちんと食べることがほとんどです笑
初めて注射を打つことは猫ちゃんにとっても皆さんにとっても大変で気が滅入ってしまうことです。しかし何回かやっていくうちにコツを掴み手際よくできるようになるので、初めての頃よりも猫ちゃんにとって痛く感じにくく注射を打てるようになります!
言葉だけでは難しいと思うので、動画も載せておくので参考にしてみてください!
出典:Zen By Cat YouTube
猫ちゃんたちも自分のためにやってくれていると理解しています!頑張ってください!ファイトです!!
注射を打つ方法等についてよく分からないことがあればいつでもお問い合わせください ^^
次回予告>>注射を打つ段階で多くの疑問や実際に問い合わせがあることをまとめたので1問1答形式で挙げていこうと思います。
例)
猫ちゃんが動きすぎて1回で薬を入れ切ることが大変です
注射はどの部位にしないといけないですか?
注射後に血が出てしまいました
注射部位が固まってしまいました などなど
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