【きみと、波にのれたら】湯浅政明監督最新作発表!公開は2019初夏! | アニメ映画情報ブログ【 ねじまき恋文のヤブレター 】

アニメ映画情報ブログ【 ねじまき恋文のヤブレター 】

見るとアニメ映画知識が
ちょっぴり増えるラブレター。
リブログ/リンクフリーですので
お気軽にどうぞ。

 

●湯浅政明監督最新作はラブコメ!?「きみと、波にのれたら」。

 

絶賛開催中の第31回東京国際映画祭の特集企画「アニメーション監督 湯浅政明の世界」「夜明け告げるルーのうた」の上映会がありまして、そちらのトークショーにて湯浅政明監督の最新作の発表がありました。

タイトルは「きみと、波にのれたら」です。

 

 

 

 

発表にともないティザーサイトも公開となりました。

湯浅政明監督最新作『きみと、波にのれたら』ティザーサイト:https://kimi-nami.com/

 

 

ティザーサイトの湯浅監督のコメントはこんな感じ。

 

仕事や生活の中でも、「波にのる」という感覚はよくあります。「調子良く」という意味もありますが、波はなかなかこちらの思い通りの形はしていません。選択してその波にのってみる。合わせる。波がこちらの行きたい所へ連れてってくれるかは、乗り終わった後でないと分かりません。あれこれ考えても乗ってみなければ分からない。極力波を選択し、したたかに生きなければという世の中で、純粋な主人公を波にのせてあげたいと思いました。

 

 

 

タイトルにもある“波”がキーワードとなっているよう。

主人公はサーフィン好きな19歳の大学生・向水(むかいみず)ひな子と21歳の消防士・雛罌粟港(ひなげしみなと)の二人。

2人のラブストーリーとなるそうですが、テーマからもただ軟派なラブストーリーとはならないであろうことが予想できるだけに楽しみです。

 

 

 

 

 

 

●「きみと、波にのれたら」と「夜明け告げるルー」の関係性も実はあり!?

 

 

湯浅政明監督、最新作『きみと、波にのれたら』について発表!ポニョとルーの関係性も告白

https://news.walkerplus.com/article/167339/

 

 

上記記事でも言及されているのですが、イベントでは、「夜明け告げるルーのうた」との関連性も明かされているそう。

続編ではないとはしながらも、「夜明け告げるルーのうた」とはつながっているということで、湯浅ユニバース的な状態なのかもしれないです。「きみと、波にのれたら」でもチラッとルーたちが登場している・・・なんてことは全然ありそうです。

 

 

ちなみに「夜は短し歩けよ乙女」でも「夜明け告げるルーのうた」のカイ達がカメオ出演しています。

 

 

 

 

 

 

●さすがのスパンの短さ!フラッシュアニメーションだからこそ?

 

また驚かされるのは前作「夜明け告げるルーのうた」からの、長編アニメーション新作公開のスパンの短さ。

完成自体は「夜は短し歩けよ乙女」よりも「ルー」の方が先であることなどは、各所で明らかにされているので、単純に公開順に撮って出して撮って出してという形での制作体制ではないのでしょうけど・・・昨年の10月末ぐらいにはデビルマンを納品しましたー、なんて話をしてたぐらいなので、制作ペースは他の監督陣と比べるとめっちゃ早い気はします。

 

 

2017年は「乙女」「ルー」「デビルマン」という鬼の湯浅イヤーでした。嬉しい鬼だけど。

 

 

 

やっぱり湯浅監督の所属するサイエンスSALUさんがFLASHアニメを使っているということも大きいのかもしれないでね。

FLASHアニメは拡大とか画の動きを機械的に作っていけるので、見せ方によっては大幅な時間短縮ができる制作体制を敷いています。

今後のアニメーションの製作体制としては、日本でもフラッシュがメジャーになってくる・・・・・・なんてことは全然あるのかもしれません。

FLASHアニメに関しては前にあにぶさんにも寄稿しているので、まだ読んでない人はチェックしてくださいませ。

 

 

 

 

「 夜明け告げるルーのうた 」で使われているフラッシュアニメーションって何だ?

https://anibu.jp/20170528-ruusong-55438.html

 

 

またサイエンスSALUさん側からもTwitterで紹介漫画なんかも公開されていたりもするので、チェキ。

 

 

https://twitter.com/sciencesaru/status/864711502992859136

 

 

 

●湯浅政明監督作品として初の大ヒット作品となれるのか?

 

また、気になるのは興行収入

「夜明け告げるルーのうた」は、アヌシーの映画祭で最高賞を受賞したからこそ再評価されたものの、興行的には結構厳しい状態だった作品です。また、日本アカデミー賞を受賞した「夜は短し歩けよ乙女」もヒットしたとはいえ金額的には5億円ほどの結果に終わっています。

 

細田守監督や米林宏昌監督のように、10億、20億規模の成績が残せる監督だと思うだけに、今回の新作ではぜひとも自身初の20億円オーバー作品となってくれるのを期待したいところ。「君の名は。」の250億……なんてのはなかなか叩き出せるようなもんではないですが、あわよくばそれぐらいの社会現象レベルの作品が出てきてほしいです。

 

「きみと、波にのれたら」はタイトルも「君の名は。」に寄せてきている感じはあるのでガチの大ヒット狙いで来てそうです。

 

 

 

 

 

 

 

そんな感じで「きみと、波にのれたら」は2019年初夏公開とのこと。

10月末時点では映像やキャスト情報などは明らかになっていませんが、公開は来年ということで、年末年始・・・おそくとも春休みシーズンには新たな情報が明らかになることでしょう。

 

 

 

夜明け告げるルーのうた

【Amazon.co.jp限定】 だれもしらないフシギな世界 -湯浅政明スケッチワークス- Amazon限定イラストカード付き

湯浅政明大全 Sketchbook for Animation Projects

 

 

◆関連記事◆

 

これが第31回東京国際映画祭のアニメファン注目プログラムだ!

 

【DEVILMAN crybaby】のラップが「?」なあなたへ。私があそこにグッとくるワケ

 

【夜明け告げるルーのうた】爆音上映の感想。今更だけどルーへのモヤモヤも言わせて。