【劇場版 ひらがな男子~序~ 】の感想。惜しい!“共演上映”という挑戦に孕む致命的な問題 | アニメ映画情報ブログ【 ねじまき恋文のヤブレター 】

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もう上映が終了してしまいました。すいません。

でも感想残しておきます。

 

●新体験!?「劇場版 ひらがな男子~序~」の感想。

 

 

 

劇場版 ひらがな男子~序~

を観てきました。

公式サイト:http://www.ntv.co.jp/ichara/hiradan_movie.html

 

 

TV番組「アイキャラ」発のIP「ひらがな男子」の劇場版アニメ化。

監督には水島精二監督、脚本には芸人であり番組出演者のバカリズムさんが入られております。

 

 

 

本作を観てきた感想をざっくり一言でいうと

 

 

 

惜しい!

 

 

 

という感じでした。

なにが惜しいかとかを、詳しく書いて参ります。

 

 

●画期的?共演上映という試み!

 

 

まず前提として申し上げておきたいのが、この映画“共演上映”という珍しい試みを行っていたのですよ。

事前に知らなかったので、びっくりしています。

 

“共演上映”がどういうものかというと、鑑賞者が映画の中にいる体を成して話が展開され、劇中のキャラクターが観客側に話しかけてきたり、鑑賞者用のセリフの字幕が用意されていて実際に声を出して読むように指示されるものとなっています。

応援上映のアレンジ版という感じの上映形態でした。

 

その試みがすっごく面白い!

のは大前提であるのですが、ある致命的な問題が一点ありました。

 

 

 

それは

 

ファンがそんなに多くない分、声をあげにくい・・・

 

という問題。

絶対声を出して参加したら面白いであろう作品なのですが、いかんせん、声を出せるファンという蓄積がなかった分、私の観た上映回ではあまり声をあげているファンもおらず・・・最終的にだれも声をあげない共演上映という地獄の場が成立してしまいました。

すごく残念でしたけど、週末の大阪の回でこんななら、多くの映画館がこんな感じだったんじゃないかなぁー・・・と思っています。

 

 

 

 

 

 

 

そんな応援上映に関して、良くも悪くも対象的な「プリパラ&プリ☆チャン」との比較をアニギャラさんに寄稿しましたので

こちらもチェックいただければと思います。

 

 

 

 

 

『劇場版ひらがな男子~序~』、『劇場版プリパラ&プリ☆チャン』感想記事!応援上映って奥が深い

 
 
もっと、“共演上映”をフルパワーで楽しめる機会が来て欲しいなぁと思う次第です。

 

 

 

 

 

●“共演上映”以外はそこまで魅力は感じない気も・・・

 

 

共演上映以外の部分は基本的にそこまで魅力は感じないという感じ。

・・・というか制作陣やバカリズムさんも物語などで勝負はできないという部分には自覚的。上映時間が短いとか、こんな展開がある・・・・といった楽屋オチネタを盛り込んだ斜に構えた作品となっておりました。

実際「そう」だから、その戦略は間違ってないとも思うのですが、いかんせん勝負をかけた共演上映がフルで楽しめなかったのが致命的でした。

 

 

 

ライブシーンもまぁ・・・「プリパラ&プリ☆チャン」と比べると画的な甘さも感じるし、残念。

エンドクレジットのギャグも面白かったですけど、最終的に珍品の域を超えない仕上がりでした。

 

 

 

 

 

 

そんな感じで共演上映という一本鎗がうまく通らなかった惜しい一作でした。

駄作で捨て置けないだけに、日本映画界やアニメ界が本作を良い糧にしてくれたらいいなぁ・・・。

 

 

 

余談。個人的なお気に入りは「ひ」くん。可愛いです。

 

 

 

TV番組『アイキャラ』発『ひらがな男子』 キャラクターソングアルバム「いつらのうたこゑ」

ひらがな男子 公式アンソロジー (角川コミックス・エース)

バカリズムライブ「類」

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