「バーフバリ伝説誕生」と「王の凱旋」の感想。圧倒的密度で描くアニメみたいな映画! | アニメ映画情報ブログ【 ねじまき恋文のヤブレター 】

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2本まとめて鑑賞してきたので、レビューも2本まとめて書いちゃいますね。

 

●「バーフバリ伝説誕生」と「バーフバリ王の凱旋」の感想。

 

 

 

バーフバリ 伝説誕生

バーフバリ 王の凱旋

を観てきました。

バーフバリ王の凱旋の公式サイト:baahubali-movie.com/

 

 

2017年に日本公開を果たした前編・後編に別れたインド映画。

前編の「伝説誕生」は4月に、後編の「王の凱旋」は12月に公開されまして、特に後編が年末に映画クラスタ内で話題になっており気になっていました。

丁度4月のファーストデイに被る形で大阪・シネヌーヴォさんがこのバーフバリシリーズの2本立て上映を実施してくれているということで、せっかくなので観に行ってきましたよ。(ちなみに場内は満員!すごい人気です。)

 

 

 

2作品を観てきた感想をざっくり一言で言うと・・・

 

 

 

 

確かにすごい!!

 

 

 

という評判に違わぬインパクトがあった感ジでした。

ただ、それだけというわけでもなかったので、もうちょっと詳しい感想を書いていきます。

 

 

●インド映画の密度はやっぱすげー!

 

まず久しぶりにインド映画を観た感想として、

やっぱりインド映画の密度はハンパない!

 

「伝説誕生」「王の凱旋」も120分オーバーを超える長編となっておりまして、この2作品を連続で観ると5時間近い長丁場となります。おかげでひじょーに疲れました。インド映画って、基本的に日本とかアメリカよりも長い作品が多いので、ちょいちょいカットされたような部分も見受けられましたが、それでも2時間以上あるので、やっぱり尺の時点でインパクトは大きいです。

 

 

実質5時間の大長編映画となっております。

 

 

で、本作・・・もしくはインド映画が見事なのがその上映時間に負けない物語自体の密度を持っていることなんですよね。

「バーフバリ」は2世代に渡る王座をめぐる戦いが描かれていまして、描かれる展開も映画2本分とは思えない容量なのです。

 

「王の帰還」に関しては尺的に「3」に続くのかなー・・・と思ったら、まさかの物語の完結まで描いてくれてまして非常にうれしかったです。

 

 

 

 

 

●突飛なアクションもたまんない!

 

また「バーフバリ」の魅力で語らずにはいられないのがアクション!

これもインド映画全般に言えるのですが、主人公のバーフバリたちが、地に足がついてない驚異的なアクションを見せてくれるのです。

もう、そこが最高。

 

軽々と岩を持ち上げたり、木の皮を剥いだり、無数の矢を体で受けたりと、なんかジャンプの漫画みたいで無茶苦茶!・・・なんだけど、インド映画特有のテンションもあってか、萎えないどころかその展開にアガるんですよね。

 

 

「王の凱旋」ではインド版ホークアイみたいな気持ちいい弓術を見せてくれます。

 

 

カットや強調の演出も、ハリウッド映画ではなかなか見ないようなあからさまっぷりで、違和感を感じえない域ではあるんですが、そこを味として割り切ってしまえば、楽しくて楽しくてしょうがない映画となりました。

 

雪山で敵から逃げるシーンなんてほんと、アニメみたいな展開で笑いながらも興奮しちゃいました。実写映画であんなことやっちゃうとは恐れいりました。

逆にちょっと行き過ぎて乗りきれないところもありまして、「王の凱旋」の“人間砲弾”はさすがに漫画すぎるだろ・・・って気にはなっているんですがね。

 

 

 

●恋愛映画的なものを求めすぎの私には・・・

 

ベスト級という声も聞いていた中で今一歩私がもう一息足りないなぁと思ったのはロマンス要素

 

 

前編の「伝説誕生」でこそ、ヒロインのアヴァンティカが恋に落ちるシーンとかすごく大好きだっただけに、後編の「王の凱旋」は、バーフバリのお母さんの方がヒロインとして活躍しておりまして、もうちょっとアヴァンティカちゃんとの物語が見たかった・・・なんてことを思ったりしちゃいました。

 

 

「1」でこそヒロインですが「2」では本当にチョイ役でしたね・・・。

 

「王の凱旋」の方はどちらかというと“母”というところに注力されていたのは、ちょっと自分が期待していたものと違って、大満足といかなかったです。じゃあ「伝説誕生」のアヴァンティカとのパートはなんだったの?というぐらいに文句言いたくなっちゃうけど、アヴァンティカに肩入れしすぎですかね、私。

 

 

 

 

 

とはいえ、ここまで容赦なく勧善懲悪っぷりを見せる感じは、最近のメジャーシーンのハリウッド映画では体験できない気持ちよさでした。

語感も含めてみんなで「バーフバリ」「バーフバリ」言いたくなる気持ちもわかりました。

 

私も王を称えます。

 

バーフバリ!

 

バーフバリ!

 

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