そんなにゴジラに興味はない方の人間ですが行ってきました。
GODZILLA
‐怪獣惑星‐
を観てきました。
公式サイト:http://godzilla-anime.com/
シリーズ初のアニメーション映画版ゴジラ三部作の第1弾。
監督に「劇場版名探偵コナン」シリーズや「劇場版シドニアの騎士」の静野孔文さんと、「BLAME!」の瀬下寛之さん、そして脚本に「まどマギ」などの虚淵玄さんという特徴的な布陣となっております。
本作を観てきた感想を恐れ多くもざっくり一言で言うと
けっこー、イマイチ。
という感じでした。
この映画が好きな皆様、ゴジラファンの皆様、頑張ってこの映画を作った皆様、すみません。もうちょっと詳しい感想を書いていきます。
●陰鬱なストーリーと乗れない展開の苦行
この映画、ゴジラどころじゃないですね。
脚本が虚淵玄さんということで覚悟はしていたのですが、かなり絶望的なストーリーとなっていました。どれぐらい絶望的かというとゴジラの件なんてもうどうでもいいんじゃねーのか?ぐらいの絶望のスケールでした。そのおかげで全くゴジラの話に集中できませんでした。
この星、普通に人間はお呼びじゃねーだろ。
そんな展開なのに、主人公は異常なぐらいにゴジラに敵意をむき出しにしている男で、今その星で起こってることとか、今後の人類のことを考えたりとか、関係なくひたすらゴジラ、ゴジラで頭がいっぱいで客観的に見てどうかしちゃっているようにしか見えませんでした。こんなゴジラしか頭になくなっちゃってる様なやつ信頼できねーよ・・・と思いきや、登場人物みんな、平気でその主人公についていくのですよね。中には、命を捧げていくモブまで発生する始末。地獄絵図のようでした。
本来そこで、熱い展開で盛り上がらなければいけないんだろうけど、私は「みんな、宇宙船に乗りすぎて頭どうかしちゃったのかな・・・冷静になれなくなっちゃってるのかな・・・」と、別の意味で恐怖を感じるような冷めた目でしか見れない映画でした。
残念です。
●画的にもちょっとガッカリか
あと、画的にもちょっと残念でした。
正直、ポリゴンピクチュアズさんの3DCGって、いまだにパキパキ感があるというか、毛穴感のまったくない人間の造形があまり好きではなかったりします。しかも今回は作品柄寒色も多いし、どいつこいつも上記のような異常な行動が多く観られて、余計人間感のなさに拍車がかかっていたように思います。
ゴジラに関しては造形に関してあまり不満はなく、むしろラストの“あれ”も含めて、どう大きく見せるかという工夫には「なるほどな」と思わせられました。
一方で、エフェクトに関してはアニメなってしまった弊害か、スケールダウンを感じしまいました。「シン・ゴジラ」の“内閣総辞職ビーム”のようなシーンでは、ベースが実写だからこそ、光線のCGなどが映えるのですが、どうもアニメとなると、背中のバチバチしているエフェクトとかが実写に対して安っぽく感じられてしまいました。
こんなゴツい見た目ですが、「つぶらな瞳可愛い・・・」って瞬間もあるのですよ。
アニメでしかできないゴジラを意識されてたとは思うのですが、いかんせんアニメだからこそ足を取られるであろうところで、普通に取られちゃってる映画なのかなぁと思いました。
とはいえ、本作は三部作の一本目。
単作ではちょっと微妙だったかもしれないですが、もしかするとこの後、このネガティブな気持ちを覆す大きな転機が待ち受けているかもしれません。それを期待して、続編も劇場に足を運ぼうと思います。
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