DEVILMAN crybaby トークイベント
へ行ってきました。
公式サイト:http://devilman-crybaby.com/
ちょっと更新に間が空いてしまいましたが、第4回新千歳空港国際アニメーション映画祭のサイエンスSARU特集後編のレポです。
アニメ映画ブログと名乗っているのに、映画じゃないじゃん!っていうのも最もなんですが、サイエンスSARU関連ということで大目に見て下さいませ。
今回の登壇者は
湯浅政明監督
チェ・ウニョンプロデューサー
音楽を担当した牛尾憲輔さん
先日、追加でキャストの発表や主題歌、そして配信が2018年1月頭であることが発表されましたが、このイベントの際にはまだ発表されておらず、牛尾さんも登壇しているということで、音楽の話が中心に展開されました。
話されていた内容の要所を掻い摘んで紹介します。
●DEVILMAN crybabyの制作時期
トークイベント前のプロフェッショナルトークという企画でも挙げられていたのですが、「夜は短し歩けよ乙女」の制作期間中に、『DEVILMAN crybaby』の企画が入ってきたそうです。(ちなみに公開は「夜は短し歩けよ乙女」→「夜明け告げるルーのうた」の順で行われましたが、制作順序は逆。「ルー」の方が先に完成。)
「夜明け告げるルーのうた」のように子供も楽しめるものを意識した会社だったので、プロデューサーのチェ・ウニョンさんは当初はデビルマンの仕事を受けるか迷ったとも話していました。社名を変えて受けるか、なんてことも考えていたようです。その時に湯浅監督が“ブラックSARU”“ダーティーSARU”なんて名前を笑いを交えて挙げていましたが、このあたりの名前の起用まで本気だったのかは謎です。
●DEVILMAN crybabyのエログロ要素について
デビルマンのエログロ要素はしっかり継承していく作品になるそう。
PVなどではその片鱗があまり見えませんが、単純に“入れられない”から入っていないそうです。
湯浅監督もエロ要素のために参考ムービーなどをしっかり資料として用意して制作に臨んでいたことも、チェウニョンプロデューサーが話していました。
●DEVILMAN crybabyで気をつけたところ
「DEVILMAN crybaby」のコンセプトとして、湯浅監督が原作を読んで感じた、人間関係に対してどう好きなのかという部分を掘り下げ、アキラとリョウの話を中心に制作しているそうです。
原作とは時代設定が異なるので、場面によって時代に合わないところは再解釈してアレンジがなされて居るようです。サバトの話のパーティーの概念などは、現代版に合わせてドラッグパーティー的になっているなんてことが例として挙げられていました。
また、出てきたキーワードとして「SNS」「ネット社会」なども盛り込まれるようです。
●DEVILMAN crybabyのBGM
音楽担当の牛尾憲輔さんが居るということで、実際に作中で使われているBGMを5曲選出して聞かせてくれました。
1曲目 PVにも使われているメインテーマ曲
リョウとアキラの話をベースに話が大きな規模にスケールアップしていく様をイメージしたそうです。
湯浅監督のリクエストは“大河みたいな感じ”ということで、牛尾さんは波打つようなリズムの物を作ったとのことです。
2曲目リョウのテーマ
80年代バディ刑事物作品をベースラインに、リョウのスーパーカーの感じをイメージして制作された曲だそう。具体的な例として「マイアミ・バイス」「ナイトライダー」などの作品タイトルを挙げておりました。かなり良かったです。
3曲目湯浅監督のお気に入りの曲
展開が変わっていき、途中で上がって止まる特徴的な曲。
湯浅監督いわく“バインバインの曲”。3話で登場する曲なんだそう。
4曲目静かめな曲
作品ラストの方で、人間が翻弄されて悪い方向にいく際に使われる曲。エログロ作品でありながら今までで一番泣けるとのこと。厳かでピアノがいい感じに使われいる曲でした。
5曲目しっとりとした牛尾さんらしい曲
ダビング中に泣いている人も居たという、本作のテーマに近いという一曲
陸上競技でこどもたちが走っているイメージで個人と個人の話で使われる曲なんだそうです。
以上、そんな感じ。
最後に11月中に発表があると紹介がありましたが、それが先日の配信日などのニュースだったようですね。イベント時は“今のところは来春”と話されていましたが、この頃にはすでに1月配信は決まっていたようですね。
本当に力を入れて制作されていることが感じられるトークイベントでした。
NETFLIX配信アニメ「DEVILMAN crybaby」・・・かなり期待できそうです。
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