観たのは初週末明けだったのですが、間が空いてしまいました。
映画キラキラ プリキュアアラモード
パリッと！想い出のミルフィーユ！
を観てきました。
公式サイト：http://www.toei-anim.co.jp/movie/precure/
恒例の秋のプリキュア映画であり2017年のプリキュアシリーズ「キラキラ プリキュアアラモード」の劇場版です。
春に上映された「ドリームスターズ」から数えると2作目ですが『キラキラプリキュアアラモード』という冠での劇場版は今回が一作目。とはいえ今回も「魔法使いプリキュア」がゲストで登場したりもします。
本作を観てきた感想をざっくり一言で言うと
手堅く面白い！
というなかなか満足のいく出来でした。
もうちょっと詳しい感想を書いていきます。
●かなり満足度高め！よくできた一作！
いつの間にかこんな子が増えてたのね。
恐れ多くも最近のプリキュアシリーズのTVアニメ放送は追っていないうえ、今回のメインキャラクターであるキュアパルフェも春の劇場版時には登場していなかったので完全な初めまして状態でしたが、話の内容自体はシンプルなので十分楽しめました。
むしろ、よくできていると感心するほどだったりします。
映画のゲストキャラクター・ジャンピエールとキュアパルフェは師弟関係にありながらも、お菓子作りに対する姿勢に決定的な違いがあるんですが、ジャンピエールはその姿勢故の穴に陥ったり、最終的にキュアパルフェはその違いを完全に否定はしない押しつけがましくない着地など細かいストーリーの配慮に感心しました。
しっかり物語前半の演出が後半の展開に生きていたり、パリと言う舞台設定もエッフェル塔がフィーチャーされる展開が用意されているなど、工夫が利いていて良かったです。
今回のバランス力、かなり高いと思います。
ジャンピエール役を演じた今年のゲスト声優は尾上松也さん。
●バトルシーンもしっかり楽しく！
また感心したのはバトルシーンの楽しさ。
川沿いを舞台に展開されるお菓子軍団との対決シーンはGANTZの大阪編を彷彿とさせまして（おかしい）、なかなか楽しく観れました。動物モチーフとなっている今作のプリキュアらしいあるピンチ・・・そしてその打開作など、今までのプリキュアシリーズでは味わったことない驚きと楽しさ、そして“映画だけの特別フォーム好き”の私には、かなり親指が上がる展開でした。
“映画だけの特別フォーム好き”としてはクライマックスにももう一個プリキュアに特別なパワーアップポイントがあるんですがそれも良いですよね。そういうの大好きです。
お菓子作りとバトルにつながりを持たせる展開など逐一「なるほど」と思わせられ、バトルシーンも非常に良くできた映画でした。
お菓子星人との対決 from GANTZ（プリキュア編）（嘘）
●応援上映要素は・・・まぁいつも通り
前作「ドリームスターズ」では、かなり強調されていた応援上映要素ですが、今回は大々的に支持を促したりすることはなくちょっと控えめ。そんな中でも、さり気なく『ミラクルライトでこう応援してください』と一言、二言で指し示すやり方や、ストーリー重視でありながらちゃんとミラクルライトを物語に盛り込む姿勢には感心する次第です。
デフォルトで応援上映仕様なのがプリキュア映画の特徴です。
今回は都合が合わず平日に観に行ってしまったので、キッズたちの応援をあまり拝めなかったのですが、私が観た回のわずかなキッズたちの中に「ふーん」「なーんだ」とやけに冷めた反応を声に出す子が居たのが、印象的でした。
この一期一会感もプリキュア映画の大事なエッセンスでございます。
飛びぬけて感動させるなにかがあるわけではないものの、手堅く良くできた非常にバランスの良い模範作といった感じの今回のプリキュア映画でした。プリキュア映画は出来にブレが大きいと感じているのですが、今回はちゃんと、よくできていた方だったようで満足です。
来春もプリキュア映画があるようですが、この安定感を保っていけると良いなぁ。
今回は同時上映短編もあったので、そちらも一応感想書いておこうかな・・・。
↓
【Petit ドリームスターズ！レッツ・ラ・クッキン？ショータイム！】の感想。ざっくりと。
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