【劇場版Fate/stay night[Heaven's Feel]第一章】の感想。初心者殺し! | アニメ映画情報ブログ【 ねじまき恋文のヤブレター 】

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週末映画動員数ランキング、初週ぶっちぎり1位のヒット作です。

 

 

 

 

劇場版Fate/stay night

[Heaven's Feel]I.presage flower

を観てきました。

公式HP:http://www.fate-sn.com/

 

 

 

 

 

人気ビジュアルノベルゲーム『Fate/stay night』の3つ目のルートを劇場用アニメ化した3部作作品の第1弾です。私、例によってFateシリーズに関しては“そういうものがあるらしい”程度しか知識がないので、まったくもって作品に対して初心者なのですが、思いきってNO予習で挑んでみました。

 

 

 

 

観てきた感想を恐れ多くもざっくり一言で言うと

 

 

 

 

結構いまいち

 

 

 

 

 

でした。ファンの皆様すみません。

もうちょっと詳しい感想を書いていきます。

 

 

 

 

 

 

 

●思った以上に一見さんお断り映画だ!

 

 

いやぁ、悪い意味で参りました。

結構な初心者お断り映画でした。

 

 

某所では、Fateシリーズを知らない人にも見てもらいたいなんて鑑賞者のコメントも見かけましたが、いやぁ、これ、知らない人には全然優しくない映画ですよ。

 

 

まず物語のキーキャラクターの一人であろう、セイバーの登場シーンを思いっきり端折っているところにビックリ。あそこ、省略しちゃうんですか!?

3つ目のエピソードラインということなので、もしかしたら、今までのアニメシリーズである1作目や2作目で散々描いてきた部分なのかもしれないですが、それにしてはすごく観にくいダイジェストでセイバーの登場場面を省略するので総集編映画なのかと、作品中に焦りました。“スパイダーマンにおけるベンおじさん”みたいにファンにとっては、当たり前のことかもしれませんが、その不親切が思いっきり私に直撃してしまいました。

 

 

話の途中で突然現れるセイバーさん。

 

 

そして、さらに困るのは専門用語や登場キャラクターの多さ

サーヴァントや聖杯戦争などのオリジナルワードが飛び交ううえに、説明なしに登場しては死んでいくキャラクター達の多さに驚愕です。かと思えば、序盤で居なくなったと思ったキャラクターが再登場したり、なぜこのキャラクターが出てきたのかがまったく理解できなかったりと、全体的にかなりのわからん殺しでした。

 

 

 

蔵で主人公がなにしていたのか、ぜんっぜん説明ないしな。びっくりだよ。

 

 

正直、こういう一見さんお断り映画を予習抜きで観に行って「不親切」なんて言うのは当たり屋みたいな

ものなんですが、もし制作側が一見さんお断り映画という自覚なしで作っているのだとしたら、この映画、かなりダメだと思いますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●ホラー描写やアクション描写はなかなか?

 

 

一方で、なんにもわからない私でも楽しめたところがゼロかといえばそうではありません。

 

 

この映画のホラー演出がすっごく感じ悪くて、良かったのです。

主人公の士郎くんが、序盤で違和感を感じる瞬間の数々、そして大きく話が動き出すあの瞬間に至るまでの、“なんだかよくわかんないけど、おかしいことが起こっている感”はすごくワクワクしました。

また、アサシン周りの動向も、エグイ描写が多めで前述の雰囲気との相性が非常に良かったように思います。

 

 

なんだかこのあたりが一番力が入ってなかった?

 

 

そして、ある意味この映画のメインディッシュだったのでは?と思わせるランサーの格闘シーン。非常に良かったです。

スピーディーな魅せるアクションでとてもカッコ良かったです。対戦回数は多い割に展開の都合上、強いのか弱いのかよくわかんないセイバーと比較して、出番こそピンポイントでしたがランサーの活躍は、派手さでは一番の見せ場を持っていたので、完全に主役を食っていました。

 

 

全体的に見たら、かなり変なバランスの映画なんですけど、ポイントポイントで観ていけば非常に尖った魅力のある映画だったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他、今回のレビューでまったく触れていないヒロインの桜ちゃんについて。なんか内気そうな割に押しかけ女房風だったり、現実味のないキャラクター造形のおかげで1章を見た限りではただよくわかんない子でしかなかったです。今後の展開に期待。

 

 

この子、最後のシーンで、冬なのになんであんな夏みたいな恰好してたんだろう・・・。

 

 

 

 

 

そんな感じで、トータルで残念めな印象が強い映画でした。

第二章はしっかり予習で臨もうか悩んでおりますが、ここまで一見さんお断り作品として尖っているならあえて、このまま最後まで見きっちゃうのもありなのかなぁとか思ってます。

あまり詳しくないけど観に行くという物好きな方がもし居るなら、要注意作品だということはお伝えしておきます。

 

 

 

 

 

そして熱心なファンが多そうなので、一応謝っておきます。

みんなの好きな物にケチつけてごめんなさい。

 

 

文句言ったけど、2章も観に行きます。

 

 

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