実は初日に観に行ってましたがレビューに出遅れました。
パイレーツ・オブ・カリビアン
最後の海賊
を観てきました。
公式サイト:http://www.disney.co.jp/movie/pirates.html
ディズニーの大人気海賊映画シリーズ第5弾。
「まだやるの!?」という気がしないでもなかったのですが、先行で観ていた奥さんからの評判がかなり良さげだったので、結構期待しておりました。
観てきた感想をざっくり一言で言うと
結構良かった!
です。
もうちょっと詳しい感想を書いていきます。
●正史に復帰!?前作の違和感を払拭するジャック感
まず「パイレーツ・オブ・カリビアン」ことパイカリに対して、私の気持ちは結構冷めてまして、3部作こそまぁそこそこ楽しんではいたものの、4作目に当たる前作「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」に結構ガッカリしておりました。
番外編ぽかったり、そもそもジャック・スパロウが普通に良い奴でキャラ崩壊起こしてないか・・・となんかブランド価値の低下を感じておりました。
そんな中でのこのシリーズ第5作。
ジャック、完全復活といわんばかりの快作でした。
3部作に登場したキャラクターがより本編に関わっていて、番外編ぽい前作とは打って変わって正史らしさが増しているほか、ジャック・スパロウがいい感じの小悪党感を出していて、「そうそう、こういうヒーロ然としてないジャックが好きなのよ!」とアガりました。
っていうか前作はむしろなんだったんだろうな。
●これぞパイカリ!抜けたアクションこそが最高!
アクション要素も非常に楽しかったです。
処刑されかけてるジャックのシーンを思いっきり予告編で流しちゃっていて、そこまで流して大丈夫なのか?と心配していたのですが、しっかり見どころを見せない配慮がされておりました。序盤の金庫をめぐったとんでもないスケールのアクションや、その後のギロチンギャグとかすっごく笑ったし、中盤の船上戦でのジャックが飄々と逃げながら戦う感じなども楽しかったです。
予告でここまで見せちゃってたけど、見せてなかったここに至るまでの場面はクソ笑わせられた。
今回改めて気づいたこととして私が思うパイカリらしさって、こういったちょっと抜けてるアクション要素だったのですね。クライマックス、敵の能力で思いっきり情けない悲鳴をあげながら吹き飛ばされるジャックの感じ・・・こういう部分に親近感が湧くし、他のカッコイイアクション映画とは違った特有の味として、パイカリの色を再認識させてくれました。
●ラストのあの展開!私はこういうのに弱い
そしてあのラスト!
・・・というか中盤で、ある事実が判明する時点でほぼフラグが立っていて、ぶっちゃけそのあたりでその後の結末は悟らさせられるのですが、分かっていても泣かされました。ワタシ、“こういう”のに弱いのです。
ネタバレになるから具体的な内容は言えないのですが、パイカリシリーズにおいてある程度大きな事件がこの映画では起こるので、そこのサービス感も良かったです。
あと、やっぱり、悪役をやらせたらピカイチのハビエル・バルデムは最高。存在感が違います。
海鮮海賊団のイメージが強かったパイカリシリーズのヴィランですが、それとはまた違った今回の独特の敵のビジュアルは、“カリブファンタジー”として改めてカテゴライズしていけるような画期的なデザインだと思いました。海賊船もマジカッケ―です。
あまり設定に関する詳しい説明がなくて、ぼんやり知ってる勢にはよくわからないところも多く、不親切といえば不親切なのですが、そんなパイカリ弱者の私でも細かいことは気にせず存分に楽しむことができた楽しい映画でした。
また、そんなぼんやり勢には嬉しいほど、スッキリした結末になったことですし、『最後の海賊』と言わず、また続編をやって欲しいなぁと思える出来に感謝。またいつかジャックに会いたい!としっかり思わせてくれました。
夏休み映画の安牌として、ひとまず推せる一品が早速登場しましたね。安心してできるオススメ映画です。
っていうか原題の副題って「最後の海賊」じゃなくて「Dead men tell no tales(死人に口なし)」だから、ディズニーはまだまだ続ける気満々でしょこれ。
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