声優の肝付兼太(きもつき かねた)さんが肺炎により80歳で亡くなられたと昨日報道されました。
声優歴も長いため、本当に多くのキャラクターを演じられてきた方ですが、個人的には現在進行形で続いている「アンパンマン」の登場キャラクター“ホラーマン”の声がもう聞こえなくなるということに衝撃を受ける次第でございます。ホラーマン、好きだったんだよなぁ。
それぞれに思い入れのキャラクターもあるとは思いますが、
やはり圧倒的な知名度としては旧シリーズのドラえもんのスネ夫役が一番でしょうか。26年という非常に長い期間、スネ夫役を演じられてきました。
声優交代が行われた頃は「前の声の方が良かった」なんて声もよく聞きましたが、定着が進んですっかりそんな話題すら出てこなくなりました。今後は肝付さんのスネ夫を知らない人の方がどんどん多くなっていくんですよね。
どちらかというと新ドラの方が好きだった私は当時「懐古厨うぜぇ」ぐらいに思っていたのですが、改めて、過去のものとなっていく現実を目の当たりにすると、旧ドラえもんも見ていた身として“あの頃を知らない人が増えていくこと”に寂しさも感じられずにはいられません。
こんな動画が流行って、亜種がたくさん広がってゲラゲラできたのも良い思い出。当時を知らない世代に「こんな時代があったんだよ」なんて言っても「そうなんだ」で、終わるからこそ、かつての肝付さんの演じてきたキャラクターから得てきたなにかを、別の形で現時代に還元できたらいいな、と思う次第です。
肝付さんのご冥福をお祈りします。
お疲れ様でした。
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