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「光輪の超魔人フーパ」の短編併映作なんですが
言いたいことがちょっと多めだったのであえて
単体感想記事を書こうと思いました。
ピカチュウと
ポケモンおんがくたい
を見てきました。
すっかり長編側の脚本担当になっていた園田英樹さんが、
2000年の「ピチューとピカチュウ」ぶりに短編映画担当した本作。
正直、ポケモンの短編映画なんて消化鑑賞だよな・・・
ぐらいのスタンスの私でしたが(酷い)
感想をざっくり言わせて貰えば
結構良かった
のですよ。
もうちょっと詳しい感想を書いていきますね。
●この形の“歌うポケモン”描写は今までなかったかも
今回の短編ポケモン映画のテーマは“歌”。
ピカチュウを始めとした、TVアニメ版のレギュラーポケモン達が
木の実の収穫祭で歌を披露するといった物語。
ポケモンが歌うことに関しては
知名度も高めのかつてのレギュラーポケモン“プリン”や
過去の短編映画「メロエッタのキラキラリサイタル」の主役
せんりつポケモンの“メロエッタ”なんかが
やってきたことではあります。
が、今回の「ポケモンおんがくたい」は“合唱”。
自分の名前を鳴き声として有するポケモンたち
(冷静に考えるとかなりおかしい)が、
器用に歌い合ってひとつの曲を作る様は
なかなかおもしろい新体験に仕上がっていました!!
中でもホルビーという、地味目なポケモンが
ボイスパーカッションが異様にうまい。
バンドでも“ドラム”が音楽の土台を担っているとよく聞きますが
ルチャブルのせいで音楽が止まった際に
再び歌を進行させようと最初に動き出すのはボイパ組。
彼らが歌い出した瞬間の空気が変わった感はまさに音楽の力。
音楽をテーマにした映画でしっかりその瞬間が感じられたのは
素晴らしいと思いました。
ホルビーの特異な才能ですね。
●ポケモン喋るな野郎には最高のアンサー
本ブログでは口を酸っぱくして
何度も「安易にポケモンを喋らせるな」と言ってきましたが
そんな私にとっては非常に満足の一作となりました。
なんたって、ナレーターもしくはニャースを除いて
ポケモン達が鳴き声でしか喋らないわけですからね。
鳴き声しか喋れないポケモン達でひとエピソード仕上げた感じは
人間が登場しないポケモンアニメということで登場した
一番最初のポケモン短編映画
「ピカチュウのなつやすみ」以来のインパクトだった気がします。
シリーズが続くに連れてその意味が薄れてきた感じがしていたのですが
まさに今年、有意味な形になったのではないかと思いました。
途中で山本美月さんが「私も歌いたくなってきちゃった」とか
言って、突然ピカチュウ達の合唱に混ざりだしましたが
「そういうのいらんから!!」
と若干イラッとしたぐらいです。
でも山本美月さんは悪ないよ。
余談ですが「おどる?ポケモンおんがくたい」という
本作のタイアップアプリなんかも出ていたようです。
残念ながら先月末でダウンロード終了しちゃっていたよう。
悔しいです。体験したかった。
今年はポケモン短編映画に
まだまだパワーアップの余地があることに気付かされました。
是非来年はあえて“ナレーターなし”ぐらいの
挑戦までいってくれてもいいんですけどね。
女性ナレーターの伝統がなくすのは寂しい気持ちもある反面
ポケモン映画には是非中身への挑戦心を持って欲しいので
それぐらいの勢いを希望致します。
最低興行収入記録だしちゃったので
来年短編がまたなくなる!って可能性もあるかもしれませんが
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