【光輪の超魔人フーパ】の感想。興収は最悪な記録だったけど今年の映画は褒めたいぞ!!! | アニメ映画情報ブログ【 ねじまき恋文のヤブレター 】

アニメ映画情報ブログ【 ねじまき恋文のヤブレター 】

見るとアニメ映画知識が
ちょっぴり増えるラブレター。
リブログ/リンクフリーですので
お気軽にどうぞ。

                

夏休みアニメ映画もメジャーどころはひと通り見てきたので
順次感想を書いて参ります。

で、今年は久しぶりに劇場で見れたポケモン映画。

光輪の超魔人


ポケモンザ・ムービー
光輪の超魔人フーパ

を見てきました。





興行的には残念なことに
ポケモン映画史上最低興行収入作品という不名誉を得てしまった本作。
(興行収入約24億ということで最低記録ラティ兄妹の26億を下回る!!)
脚本をいつもと違う人にしたのに!とか今更な改革があった本作。
少しでも効果が出てくれればよかったのですが
客足への影響はあまりなかったということに・・・残念。







一方、見てきた私の感想は、といえば。


いいじゃん!
近年のポケモン映画では
意外と健闘作じゃないの!?




って感じで、結構好感触でした。
これで最低記録更新はちょっと惜しいなぁ・・・と思うぐらいで
もう少し詳しい感想を書いていこうと思います。






●これもポケモンしゃべっちゃう問題解消の一つの解法

このブログではやたらと、
映画だけポケモンを喋らせてしまうことに苦言を呈してきたのですが
今作もまさにそんな「ポケモン喋っちゃう映画」なわけです。
が、
今回はそんなにポケモンが喋っちゃうことを悪く思いませんでした。

なぜなら、今回のゲストポケモンである
フーパは言葉を喋る土台がしっかりできているからです。

フーパ



フーパは人間の集落で長きにわたって生活してきた、という設定があるので
フーパが言葉を喋ることは自然に見えるように出来ていました。




人と全然関わってきていないポケモンが
テレパシーというご都合主義設定で
ペラペラ喋っちゃう映画なんかも過去にはありましたが

しゃべっちゃったポケモン
お前らだよ。お前ら!


フーパが片言でしか喋れない具合が妙にリアルで
今作はそれだけでも「あっいいじゃん!」と思えた次第でございます。
これこそ『ポケモンのリアリティ』ですよ!!
この部分だけでも、今年のポケモン映画は
すごく評価したいという気持ちになりました。

仕草や声を務める釘宮さん効果も相まって
映画でフーパのファンになりました。グッジョブです。








●熱い戦いを楽しめる!!と期待したものの・・・

一方、今回の売りでもある
伝説VS伝説という、伝説のポケモン大集合の激闘なんですが。
これが意外とイマイチ。

もっと「怪獣大進撃」状態を期待していたのですが
思った以上にぐだぐだしていて、
なんなら全体の中で一番つまらないパートが
伝説ポケモンが揃って戦い合うあたりでした。


伝説VS伝説
そもそもおでましてきたポケモン達が従順すぎるのも「え?」って感じ。


もっと、伝説ポケモンそれぞれの特徴を引き出した
おもしろい戦い方はできないのか!?
という不満が出るぐらいの安っぽい力技のぶつけあいだけで子供だまし
もっとメリハリのある戦いが見たかったです。





唯一、冒頭で出てくるレジギガスさんだけは例外。

レジギガスさん


ポケモンらしからぬ鳴き声といい
一匹だけ異様な見た目が非常に目を引きまして
「こいつこそ、中盤の激闘で出すべきでしょ。」
という惜しさを感じました。

レジギガスは「シェイミ氷空の花束」
地味な活躍しかできませんでしたが、今回改めて戦うシーンを見て
映画映えするのはやっぱり彼なんじゃないかと、思いました。
あえて、弱点を言うなら、“人気”なのだと思いますが。









●ちゃんとシリーズとしてのゴールが
 見据えられている映画でもあったり。

細かいながらも、ここは嬉しいと思わせるところもありました。
それは主人公のサトシくんが夢の話をするところです。

永遠の10代というTV的呪いがかかってしまっているサトシくんは、
もう何のために旅してるんだろうってぐらい
葛藤→成長を果たしては、なかったことになり、
時を止められたおもちゃみたいに感じることもありました。
しかし、今作の映画では、しっかり彼にもゴールがあって
そこに真摯に向き合ってるんだ、ということが伝わり
「あっ、いいな。」と思わせられました。
なんせ私も放送開始当時こそサトシくんの冒険を見ていたので
彼が変わらずポケモンマスターを目指して頑張っていることに
珍しくちょっと勇気づけられちゃったりしました。


ポケットモンスター金


伝説ポケモン総登場ながらも
アニメポケモンのある意味神様扱いのようになっている
ホウオウに安易に手を出さなかったことも良い方針だと思います。









そんな感じで今年は
ポケモン映画としては近年では結構な良作だったと思います。
もちろん、他の傑作とされる映画とかと並べられると
圧倒的に話の弱さはあるのですが、
最近嫌な部分ばかり目についていたポケモン映画が
今年は素直に映画鑑賞をエンジョイできました。


最低興行収入なんてことになっちゃってますが
是非来年も似たような体制で
丁寧にポケモン映画を作り上げて欲しいと思いました。

来年こそ踏ん張りどころですよ、製作のみなさん!
がんばってください!!





ポケットモンスター ポケモンXYぬいぐるみ フーパ
ポケモンカードゲームXY 映画公開記念スペシャルパック フーパ <セブン&アイ・ポケモンセンター限定>
ポケモン ザ・ムービーXY ステッカー2015 光輪の超魔神フーパ (まるごとシールブック)
ポケモンカードゲームXY 拡張パック バンデットリング BOX
ポケットモンスター クリアファイル フーパ
ポケモンカードXY フーパEX(RR) / バンデットリング(PMXY7)/シングルカード




◆関連記事◆

【光輪の超魔人フーパ】下げ止まらない!今年もポケモン映画興行大苦戦

【光輪の超魔人フーパ】篠原信一さんで考えるポケモンの声をあてる芸能人は2パターン説

【光輪の超魔人フーパ】なんてこった!今年の映画の主役ポケモンも喋るみたいだ