日本のアニメ系イベントとしては最大となるイベント
AnimeJapanが先週末開催されました。
私は、
あ、そんな話ありましたね。
ぐらいですっかり忘れていましたが
多くの人が足を運んだみたいですね。
見に行った皆様、どうでしたでしょうか。
東京ゲームショウなんかで体験したのは
チラシとか広告ばっかりもらって、
なんか得た物としては現場感ぐらいで、
物足りなさを感じましたが
今回のイベントはそんなイベントになってなかったが
気になるところです。
でー
ちょっと気になったのが
このイベントの成り立ちです。
今年「AnimeJapan」の第一回となったわけですが
これは元々去年まで行われていた
「東京国際アニメフェア」と「アニメコンテンツエキスポ（ACE）」
が統合されたため今回の形となったわけです。
覚えている人も多いと思いますが
この二つって
2011年に
東京都青少年健全育成条例
の改正案で揉めた
あの一件のイベント。
改正案に反対するアニメ界や出版業界が続々と反抗して
東京国際アニメフェアの出展を取り止め、
反旗を翻した会社達が集って行ったイベントが
アニメコンテンツエキスポでした。
結局直後に震災が起こってしまって
同イベント共に中止となってしまいましたが
翌年よりそのまま、二つの大型アニメイベントが
行われていた状態だったのです。
それが、ここにきて
「AnimeJapan」という形で
ついにこの二つのイベントが統合。
あの騒動はなんだったんだ。って感じですよね。
ま、つまり和解したってことです。
お互いにいつまでも、対立しあっているよりも
業界として一つになるということ。
そして
『東京都』がイベントに参加しなくても開催ができる規模になった、
ということも大きいと思います。
外野からしたら分裂してるのを
あれこれ見てるのも少しおもしろかったですが
一つにまとまってくれるのは
参加する側としてはありがたいことだと思います。
じゃあ、あの
青少年育成条例はどうなったんだ、
って話ですが。
分かってない人もいるかもしれませんね。
当時可決されちゃってます。
あれだけヒートアップしていた騒動でしたが
幸か不幸か可決されました。
ただし問題にも上げられていた、
『単純所持の禁止』部分が条文が削除されたり
『青少年性的視覚描写物』という
曖昧な対象が『青少年を性欲の対象として扱う図書類』と改められたりと
反対意見をいくらか汲み取った形での賛成多数による
可決にいたったわけです。
（この新改正案にも反対意見はありましたけどね）
当時「東京国際アニメフェア」において
参加を辞退した企業やグループが
正しかった、正しくなかったっていうのは
今となってはわかんない話なんですが
少なくとも、現状アニメ業界が未だに元気なことから
『間違い』ではなかったとは思います。
この『AnimeJapan』というイベントが
今後より大きくなってもっとおもしろいイベントになっていけたら
それはそれは素敵なことだと思いますよ。
・・・ただ、「アニメ！アニメ！」さんとこのレポート読んでみると
別に行かなくてもいいかなぁ～って感じの
イベントにも（地方民の私）には見えたので
欲を言えばもうちょっと私好みになってくれたらいいな。
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