筬のお話の続き | ひこねあいのブログ

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皆さん、それについてのお返事もくださいね。
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前回のブログを電車の中で

アップして

学校に行ったら


前回のブログはこちら



思わぬ筬の仕事が舞い込んだ

っというか


自ら学校のドツボ仕事にハマり込んだ。


昨年から学校のお教室と倉庫を

お片付け中で

いらないものや壊れたものを

仕分けしたりして

整理をしている。


やっと

いらない折れた棒やら

ごしゃごしゃの埃をかぶった糸やらを

片付けてほっとしていたら


教授から筬のしまい方を相談され

全部整理する事になった。

新しい棚や箱を作ってくれるそうだ。


学生の人数分ある

5.3羽や3羽×50センチ幅は

横倒しで保管するから

いいとして


まちまちの長さで何枚かずつしかない

80幅や130幅は横にできないから

縦置きの箱を作ってもらう事なった。


古ーい古ーい筬もたくさんあり

(同僚の先生からお局と呼ばれてる私より古参)

上下の巻紙が剥がれていたり

タールのような接着がポロポロとれていたりしていた。


まま、これは落ち着いた時に直すとして…

筬の端に刻印してある

何センチ何羽の文字が

削れてわからないものもたくさんあり…


仕方がないので

全部出して机の上に山積みにして

一枚ずつ見ていく事にした。


ヤバい仕事に足を突っ込んだよね。

わかってはいるんだけど、

いつか誰かがやらないといけないから( ;  ; )




まず、長さをチェック。

長さは使えるところから使えるところまで


この場合ここまで。

私的には5ミリ単位でメモします。

測って61.8ミリだったら

61.5ミリと書いておく。


羽数がわからない場合は

0から10センチ分のところになにかを挟む


そして写メを撮る

※写真は説明上1センチで写真を撮ってます。



そして撮れた写真をズーム

羽を数える。

10センチ分を数えて

10で割ると1センチ分がでる。


で、なんで1センチで数えないの?

って話なんだけど、

インチや寸のモノをセンチで数えると

半端になりますよね

なのでなるべく長い距離のとこまで

測ってから割ると

そこそこの平均値が出るので

そのようにした方がブレが少ないのです。


1センチでやってもそんな変わらないよ

と思うかもしれませんが、

1センチで5羽とほんのちょっと

となったとき 

5羽と見てしまったら

計算がずいぶん変わります。


怪しいのは、

寸間20羽の可能性。

1センチ5.28羽=約5.3羽

1センチで5羽と比較すると

10センチで➕3本変わります。

1メータだと➕30本も変わってしまいます。


また、インチ12羽の可能性。

1センチ4.72羽=約4.8羽

比較すると


10センチで➖2本変わります。

1メータだと➖20本も変わってしまいます。


1メーターで考えると、

致命的な本数ですよね。

なので10センチで数えるのがよろしいかと…


写メで数えて

ペンモードで10羽ずつ印をつけると

わかりやすいです。


ま、そんな感じでノロノロ全部の筬をメモしながらタグをつけていき…


で、いつこの仕事が終わるんだろう…ね。

夏休みまでには終わらせたい😭


古い頂き物の筬で

何羽かわからない場合の

参考にしてくださいね。


追記

竹筬は3.8で数えるとぴったりの数になります。

寸間なのでね!